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施設、不在に気付くも確認せず 車内放置で障害者死亡

7/14(金) 22:03配信

産経新聞

 埼玉県上尾市の障害者支援施設「コスモス・アース」で送迎車に取り残された知的障害のある同市の男性(19)が熱中症とみられる症状で死亡した事故で、同県は14日、同施設の職員が昼食時に男性がいないことに気付いていながら安否確認をしていなかったことを明らかにした。県が同日に実施した施設への立ち入り調査で判明。同県警は業務上過失致死容疑も視野に捜査している。

 県によると、同施設が利用者の人数を確認する機会は、朝に連絡帳を預かる際や作業前、昼食時、休憩時など計6回。厨房(ちゅうぼう)の職員が昼食時に食事が余っていたことなどから不在に気付いたが、施設は安否確認をしなかった。出欠を記す黒板で男性は出席扱いになっていた。施設の大塚健司管理者(75)は「職員間の情報伝達が不十分だった」と説明したという。

 同施設では、送迎車から利用者を降ろす作業を通常複数人で行うが、事故があった13日朝は特別支援学校の実習生を受け入れていたため、運転手の男性(74)が1人で行っていた。

 県警は同施設側から事情を聴き、運営状況や男性が車内に取り残された経緯などを詳しく調べている。

最終更新:7/14(金) 22:03
産経新聞