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日本人は変われるか? フィンランドにある生き方・働き方の5つのヒント

7/14(金) 21:40配信

投信1

今年、独立100周年を迎える北欧の国フィンランドに今、熱い視線が注がれています。人口約550万人(2017年1月末時点)の小国ですが、OECDのレビュー(OECD Reviews of Innovation Policy Finland 2014)では「世界で最も競争力があり、かつ市民は人生に満足している国の一つである」と報告されています。

私自身、縁あってフィンランドのアアルト大学(Aalto University、元Helsinki School of Economics)でエグゼクティブMBAを取得したので、多くのフィンランド人に接し、今もお付き合いが続いています。

その経験から、フィンランドにはこれからの日本人の生き方を考える上のヒントがあるように思います。そこで今回は、私自身がフィンランド人から学んだことを5つのポイントにまとめてお伝えしたいと思います。

1. 生涯、学び続ける

私がアアルト大学で受けたエグゼクティブMBAコースは素晴らしい体験でした。1年9カ月間、多彩な講師陣(半分以上は学外から招聘)、多国籍な同級生(15人)と切瑳琢磨しましたが、成熟した大人の学校といった趣きでした。

ヘルシンキで集中講義を受けたときに気がついたのですが、フィンランド人は働きながら、学びたい時にいつでも学べる環境にあります。集中講義における生徒の平均年齢は幅広く、45~55歳くらいの生徒も多く見受けられました。まさに生涯学習です。

また、フィンランドの大学は企業が必要とする人材育成に貢献していると実感できました。時々ハーバード大学の古いケースが使われることもありましたが、それは一部で、常に自分の現実のビジネスに引き戻して考えさせられました。大学の授業にリアリティがあると感じたゆえんです。

2. グローバル人材には英語力よりも大切なことがある

多くのフィンランド人と付き合って気がついたのは、英語力は当たり前で、それに加え、高い専門性や幅広い教養・見識をつけようと不断の努力を続けている人が多いということです。

一方、日本では一部に英語さえできれば国際派という感覚があるようで、文部科学省の旗振りで中途半端な「グローバル人材育成」なる言葉が一人歩きしているようにも見えます。

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最終更新:7/14(金) 23:25
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