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窪塚洋介×降谷建志に海外の“実話”…猫が幸せを運ぶ、日英のキャットムービー

7/14(金) 20:01配信

dmenu映画

いま、世界は空前の猫ブームを迎えている。映画は時代を映し出す鏡。猫をテーマにした作品が日英で登場するのもその証だろう。実話を基にしたイギリス映画『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』。そして、窪塚洋介とDragon AshのKjこと降谷建志が共演する日本映画『アリーキャット』。いずれも猫が縁で、人生の次の一歩を踏み出していく男性の姿を描いている。つまり、猫は人間を救う(ことも多々ある)のである。

【画像】もじゃもじゃ窪塚

猫を救いたい気持ちが、青年自身を救った

8月26日に公開される『ボブという名の猫 幸せのハイタッチ』は、日本でも『ボブという名のストリート・キャット』のタイトルで出版されている世界的ベストセラーを映画化した作品。これはホームレスでストリート・ミュージシャンだったジェームズ・ボーエンが、一匹の猫との出逢いからドラッグに依存した困窮生活から抜け出した実体験を綴ったもの。ジェームズが路上で歌っているとき、彼の肩の上でおすまししているボブはたちまち大人気に。YouTubeやSNSで広がり、ジェームズは自叙伝を出版することにまでなる。一見、サクセスストーリーのようだが、映画は孤独な青年ジェームズの行き場のない疎外感を丁寧に描いており、ボブと生活するようになって心を救われてからも、なかなか物事がうまく進んでいかない。そう、奇跡は簡単には起きない。七転八倒を繰り返しながら、気づいたら、幸運が舞い降りていた。これはそんな物語なのだ。

ジェームズは自作の歌の中で「諦めないで」と優しく歌う。人間、ひとりぼっちではなかなかその気持ちを維持できない。だが、誰かがいれば、誰かと一緒にいることができれば、立ち直ろうとすることもできる。猫のボブがジェームズに何かをしてくれるわけではない。けれども、ジェームズは怪我をしていたボブを救い、ボブに缶詰を食べさせたいと思うからこそ、それまでの生活をあらためようとするのだ。気ままで、ときどきふいにいなくなったりもするのが猫というもの。だからこそその存在がかけがえのないものに思えてくる。

映画の大きな見どころは、本物のボブが彼自身を演じていること。ハンサムなルックスで、物怖じせず、堂々たる演技を披露している。その凛とした佇まいには、猫ならではの神秘性があり、なぜこのストーリーが世界的に支持されたかもよくわかる。

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最終更新:7/14(金) 20:01
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