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「絶対に無理しないで」被災の日田市、猛暑日に迫る34.7度、ボランティア汗だく 3連休控え、熱中症対策呼び掛け

7/14(金) 10:58配信

西日本新聞

 九州豪雨の被災地に駆け付けたボランティアが、汗だくで活動を続けている。全国的にも「酷暑のまち」として知られる大分県日田市では、13日も猛暑日に迫る34・7度を観測。体調不良を訴える人もおり、受け入れ団体は注意を呼び掛けた。

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 二串川があふれた同市山田地区。ボランティア約20人が民家や農地に流れ込んだ土砂を取り除いていた。福岡市西区の九州大4年上田利瑳子さん(23)は「防じんマスクに汗がたまり、服はびしょびしょ。さっき座っていたら、くらっとした」。水路の土砂を除去した大分県豊後高田市の飲食店勤務本明孝士さん(38)も「たびたび水分を取っているが、すぐに全身から蒸発している」とぐったりした様子だった。

「絶対に無理をしないで」

 日田市社会福祉協議会によると、受け付けを始めた8日から延べ842人がボランティア登録。例年、同市の7月は30度を超える真夏日が続く。11日には、若い男性ボランティアが熱中症の症状を訴え、病院に搬送された。社協の梶原浩事務局次長は「絶対に無理をしないでほしい」と訴えている。

 日中の気温が34度まで上がった福岡県朝倉市でも13日、被害の大きかった杷木地区で災害復旧ボランティアが活動を開始。強い日差しと暑さの中、泥にまみれた家財道具や畳などを運び出してもらった井上強さん(82)は「お世話をかけます。感謝します」と何度も頭を下げていた。

 14日には同県東峰村にもボランティアセンターが開設される。15~17日の3連休には多くのボランティアの被災地入りが期待され、担当者は「熱中症や安全面の対策、飲料水、食料の準備など『自己完結型』で参加を」と呼び掛けている。各市村もホームページでボランティア情報を発信している。

=2017/07/14付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:7/14(金) 10:58
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