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けもフレ&東武動物公園コラボ好評、入園2割増に 15日から新企画

7/14(金) 10:30配信

埼玉新聞

 4月22日~6月25日に人気アニメ「けものフレンズ」とのコラボイベントを展開した埼玉県宮代町須賀の東武動物公園の入園者数が、前年同期比で2割多い約30万人に達したことが分かった。ツイッターのフォロワー数も約6千人から約1万2千人に倍増。同園は好評を受けて7月15日~9月3日、第2弾となる夏休みコラボイベント「夜のとうぶフレンズに会いに行くのだ!」を開催する。

■SNSで情報発信

 ジャパリパークと呼ばれる巨大動物園を舞台にしたけものフレンズには、動物を模したかわいらしいキャラクターが登場する。それぞれモデルとなった動物の解説コーナーも設けられ、東武動物公園の飼育員は6回出演。こうした縁で4月22日から、コラボイベント「とうぶフレンズに会いに行くのだ!」が実現した。

 期間中は28体のキャラクターパネルを動物舎と周辺に設置。アニメの動物解説を間近で体験してもらおうと、飼育員によるガイドも実施した。キャラクターを演じた声優陣も園内放送や特別ガイドに登場して盛り上げた。

 キャラクターと動物がデザインされたコラボ缶バッジは約4万5千個を販売。同園は動物舎の映像を動画サイトで30分間ライブ配信しているが、視聴者数はコラボ前の約100人から約1200人に急増した。ファンの中心は若い男性で、同園は「これまで動物園に足を運ばなかった層が来てくれた。SNSを使って動物の情報を発信し、知識も豊富」と舌を巻く。

■恋するペンギンも

 コラボで新たなスター動物も誕生した。フンボルトペンギンの「グレープくん」(雄、21歳)だ。同じフンボルトペンギンのキャラクター「フルル」のパネルをじっと見つめる健気な姿が「恋をしているみたい」とインターネットで話題になり人気者に。ペンギン舎の来場者は約20倍に跳ね上がり、キーホルダーは2週間で600個が完売した。

 「ペンギンは水族館の動物というイメージが根強いが、動物園でも展示していることが認知された。群れではなく、個体としてペンギンが注目されるのも、飼育係としてうれしい」。ペンギン舎を担当する山田篤さん(35)は喜ぶ。

 28羽いるペンギンの中でグレープくんだけがパネルに近付く理由は「あの場所がお気に入りなのか、パネルを飼育係と間違えているのか、真相は分からない」という。

 人間の年齢で70~80歳のグレープくん。ネット上では、つがいだった雌のミドリと別れ、「寂しさの余りフルルにミドリの姿を重ねているのでは」といった憶測も。イベント終了に伴いほかのパネルは撤去されたものの、フルルに関しては存続を求めるファンの声を受けて残している。

■特大ボードを設置

 15日から始まる「夜のとうぶフレンズに会いに行くのだ!」では、園内中央に26体のキャラクターを描いた高さ1・8メートル、幅21・6メートルの特大ボードを設置し、LEDライトで照らし出す。バクやカバ、ワシミミズクなどの夜間ガイドも予定。蓄光加工を施したフンボルトペンギンやアライグマ、ホワイトタイガーなど5種類のコラボ缶バッジも1個500円で販売する。

 同園は「夜ならではの動物の仕草や雰囲気を楽しんでもらいたい」と来園を呼び掛けている。ちなみにグレープくんは暑い日中、プールに入っている時間が長く、「フルルを見つめる姿を観察するなら夕方以降がお勧め」という。

 コラボイベントは15日~9月3日の土日祝日と、8月11~15日。問い合わせは、同園(電話0480・93・1200)へ。

最終更新:7/14(金) 10:30
埼玉新聞

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