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ホークス曽根、MVP 育成出身初 フレッシュオールスター

7/14(金) 6:04配信

西日本スポーツ

 フレッシュオールスターゲームが13日、静岡市の静岡県草薙総合運動場野球場で行われ、イースタン・リーグ選抜とウエスタン・リーグ選抜が9回規定により0-0で引き分けた。通算成績はウエスタン選抜の27勝20敗6分けとなった。2本の二塁打を放ったソフトバンクの4年目、曽根海成内野手(22)が最優秀選手(MVP)に選出され、賞金100万円を獲得した。育成ドラフト出身選手のMVP選出はフレッシュ球宴史上初。両チーム無得点での引き分けも初となった。

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 ■「球界代表する選手に」

 両軍で計8安打、スコアレスドローの投手戦。試合前だけではなく試合中にも雨が降り、快音が少なかった草薙球場で、曽根が強烈に輝いた。2本の二塁打を放ち、育成ドラフト出身選手では初のフレッシュ球宴のMVPを受賞。今季開幕直前に支配下登録された背番号「69」は笑った。

 「2本はたまたま。打ててうれしい」。初出場の若手の登竜門に9番遊撃で先発。3回はヤクルトのルーキー梅野の145キロ直球を右翼線へ。5回はロッテの左腕成田の140キロ直球を右中間へ飛ばした。2本目で「(MVPは)自分かな」と予感したという。

 注目が集まった第3打席は、一発狙いで空振り三振。「変化球も交ぜられたから」と苦笑いしたが、持ち味の守備以上に打撃での活躍が際立った。ゲットしたMVPの賞金100万円は「母に渡そうと思います」。3月の支配下登録に続く大きな喜びになった。

 小学校の高学年で両親が離婚。母が3男1女の子どもを女手一つで育てた。「しんどかったはずなのに、しんどそうにする姿を見たことがない」。中学、高校時代は母が買ってくれた打撃用手袋を大事に使いながら、恩返しの日に向けてバットを振り、今回は新たなプレゼントを手にした。

 開幕前に育成から支配下となり、年俸も270万円から550万円(金額は推定)に上がったが、ウエスタン・リーグでの打率2割2厘は規定打席到達の16人のうち15位。藤井2軍打撃コーチとともに打撃フォームを固め「後半戦は打てるように」。課題克服へ何よりの起爆剤となった。

 フレッシュ球宴MVPはホークスでは1997年の倉野信次(現投手統括コーチ)以来だ。ウエスタン選抜を指揮した水上2軍監督が「遊撃のレギュラーをつかんで、日本シリーズでMVPを取ってほしい」と期待する成長株。マーリンズのイチローをはじめ、アストロズ青木、日本ハム中田ら球界の先輩と同じ勲章を手にした22歳は「僕も日本球界を代表する選手になります」と誓いを立てた。

 ◆曽根海成(そね・かいせい)1995年4月24日生まれ。大阪市出身。小2からソフトボール、小5で大阪市の大道ジャガーズで軟式野球を始める。京都国際高から硬式。主に遊撃手を務めた。育成ドラフト3位で14年に入団。17年の春季キャンプで初めてA組スタート。開幕直前の3月に支配下選手登録され、背番号も「140」から「69」に変更。175センチ、67キロ。右投げ左打ち。

西日本スポーツ

最終更新:7/14(金) 6:04
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