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画家・池田学さんが見るバロック展 「画家たちの息吹感じる」 佐賀

7/14(金) 14:30配信

佐賀新聞

 ペンを使ったリアルな筆致で国際的な評価を集める画家池田学さん(多久市出身、米国在住)が13日、佐賀市の県立美術館で開かれている「バロックの巨匠たち」展を鑑賞し、フランドル派の「バベルの塔」などを堪能した。

 「バベルの塔」は作者不明だが、16世紀にオランダで活躍した細密画の巨匠ブリューゲルの流れをくむ。池田さんは「手前の群衆に焦点が当たっており、(ブリューゲルの作品と)塔の印象が異なって見える」と指摘。その上で「情報が極端に少なかった時代、巨匠の技法をまね、高みに伸びていこうとした画家たちの息吹を感じる」と述べた。

 一方、ベラスケスの「自画像」に対しては、「暗闇から顔だけが浮かび上がっていて、描かれていない背景に空間を感じる。作品のヒントになりそう」と創造力をかき立てられた様子。バロック展全体については「美術の教科書で見たような雰囲気の絵が並び、日本と西欧における文化の大きな違いを感じる」と語った。

 池田さんはミズマアートギャラリー(東京)で26日から開く個展のため一時帰国している。

最終更新:7/14(金) 14:30
佐賀新聞