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仮設、朝倉に最大400戸 九州豪雨、死者30人に 流木だけで5年前の3倍超、20万トン超

7/14(金) 11:20配信

西日本新聞

 九州豪雨を受け、福岡県は13日、甚大な被害が出た東峰村に仮設住宅10戸を建設すると発表した。朝倉市も200~400戸を確保する方針を明らかにした。一方、佐賀県沖の有明海で8日に見つかった遺体は朝倉市の女性と判明し、福岡、大分両県の犠牲者は30人となった。福岡県ではなお18人が安否不明。炎天下で捜索が続いている。

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 また、朝倉市と東峰村から出た流木について、福岡県は少なくとも20万トン超に達するとの推計を公表した。5年前の九州北部豪雨では約6万5千トンの災害がれきが発生したが、今回は流木だけで3倍超となる見込み。災害廃棄物の仮置き場が不足しており、被災地や周辺自治体を含め新たに約20カ所に開設する方針。

 県によると、東峰村の仮設住宅は旧宝珠山小の運動場に整備。19日に着工し、1カ月程度で完成する。17世帯55人が入居を希望しており、今後、必要に応じて追加する。大分県日田市は14日から、被災世帯を対象に民間賃貸住宅を借り上げた応急仮設住宅(みなし仮設)の受け付けを始める。

 福岡県によると、佐賀県鹿島市沖で見つかった遺体は、安否不明だった朝倉市杷木林田の坂本純子さん(68)と確認。同市杷木松末(ますえ)で8日に見つかった遺体は小嶋ミツ子さん(92)、同市中の両筑橋付近で9日に見つかった遺体は同市杷木松末の藤本千代香さん(64)と判明した。

 13日は晴れ間が広がり、朝倉市で34度、大分県日田市で34・7度を記録。ボランティアによる片付け作業も進んだ。気象庁によると、九州北部では14日、35度を超える猛暑日となるところがあるといい、熱中症への注意を呼び掛けている。

=2017/07/14付 西日本新聞朝刊=

西日本新聞社

最終更新:7/14(金) 11:20
西日本新聞