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チリッチがナダル、マレーを回避、次はクエリー [ウィンブルドン]

7/14(金) 20:03配信

THE TENNIS DAILY

 イギリス・ロンドンで開催されている「ウィンブルドン」(7月3~16日)。

 大会が始まったとき、マリン・チリッチ(クロアチア)は、自分を準々決勝でラファエル・ナダル(スペイン)と、準決勝でアンディ・マレー(イギリス)と闘わせることになるかもしれないドローを目にしていた。

チリッチがミュラーをフルセットで振りきり初の4強入り [ウィンブルドン]

 両者ともにオールイングランド・クラブ(ウィンブルドン)で2度チャンピオンになっている男たちだったが、その双方が、今や大会から敗退した。

「言うまでもなく、僕は彼ら(ナダルとマレー)の動向を追っていた。そしてほかの選手たち皆の動向もね」と、2014年全米チャンピオンのチリッチは言った。「でも僕にとって大きな違いはなかったし、ここからに関しても大きな違いはない」。

 チリッチは水曜に行われた試合で、ジル・ミュラー(ルクセンブルク)を3-6 7-6(6) 7-5 5-7 6-1で倒し、準決勝に進出した。金曜の次の試合で、彼はサム・クエリー(アメリカ)と対戦する。

 ミュラ―は月曜の4回戦で、5セットの激戦の末にナダルを倒し、クエリーは水曜にやはり5セットの末、マレーに打ち勝った。

「大会のこの段階まで勝ち上がった選手は、素晴らしいテニスをプレーしている。その事実を軽視することはできない」とチリッチ。「僕にとってことをより容易にするかもしれない唯一の部分は、サムはここまで、大会のこの段階まで勝ち進んだことがなかったということだ。もしかすると、その経験値が、その試合で小さな一役を演じるかもしれない。しかし、それが大きな影響力を持つとは思わないけどね」。

 チリッチもまた、少なくともウィンブルドンでは、ここまで勝ち上がったことがなかった。彼は3年前のニューヨークで、準決勝でロジャー・フェデラー(スイス)を、決勝で錦織圭(日清食品)を破って、自身唯一のグランドスラム・タイトルを獲っている。しかしウィンブルドンでの彼は、過去3年に渡り準々決勝で敗れてきた。

 それらの敗戦のうちふたつはノバク・ジョコビッチ(セルビア)に対するものだったが、彼もまた、大会から姿を消した。あとは、昨年の準々決勝でチリッチを倒した男、フェデラーが残るのみだ。もしふたりともが各々の準決勝に勝てば、両者は決勝で対決することになる。

「ああ、かなりすぐきたと言える」

 チリッチは、フェデラーとの再戦の可能性について、こう言った。

「でもその前に、僕の前には...そしてロジャーの前にも、ビッグマッチが待っている」

 ミュラ―は、自分に不利な歴史を背に、水曜の試合に臨んだ。ここ数年のウィンブルドンで、決勝前にナダルを倒した選手6人が、次のラウンドで敗れていたのだ。それは2005年のミュラ―に起きたことであり、また、水曜の1番コートでふたたび起きたことでもあった。

「ナダルに対するあの試合が、(今日の結果に)インパクト与えたとは思わない」とミュラ―は言った。「あの試合のあと、集中力を保ち続けるため、僕はかなりいい仕事をしたと思う。僕は、あの勝利からくる周囲の興奮に影響を受けないよう、心して準備した」。

 月曜のミュラ―の勝利のおかげで、チリッチは『ナダル効果』の心配をすることなく、次の試合で第24シードのクエリーに相対することができる。

 しかしながら、クエリーの行く道は、チリッチと対戦するという事実によって、よりなだらかになるということはない。

「マリンは世界5位とかの選手だ」と、クエリーは、間違えて6位のチリッチを1ランク上げながら言った。「彼は『ビッグ4』のすぐ外に控えている強豪だ。非常に厳しい試合になるだろう」。

 チリッチとクエリーは以前にウィンブルドンで2度対戦しており、2009年と2012年に、チリッチがいずれも5セットの末に勝利をつかんでいる。2012年の対戦でチリッチは最終セット17-15というスコアで辛勝しており、5時間半にも及んだその試合は、ウィンブルドン史上2番目に長い男子シングルスの試合だった。

「我々はここまで数回対戦したが、ほとんどの試合が、特にここウィンブルドンでは、非常に競った長いものだった」とチリッチは言った。「彼(クエリー)は、大きなことをやってのけられるプレースタイルを持っている。彼は、テニス界の誰をも痛めつけ得る、潜在能力を擁している選手だよ」(C)AP (テニスマガジン/テニスデイリー)

Photo:LONDON, ENGLAND - JULY 12: Marin Cilic of Croatia celebrates during the Gentlemen's Singles quarter final match against Gilles Muller of Luxembourg on day nine of the Wimbledon Lawn Tennis Championships at the All England Lawn Tennis and Croquet Club on July 12, 2017 in London, England. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

最終更新:7/14(金) 20:03
THE TENNIS DAILY