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復活から40年目 早乙女姿の伝統芸能「田植え・田の草取り唄と踊り」披露/青森・五戸

7/14(金) 15:00配信

デーリー東北新聞社

 青森県の五戸町連合婦人会(川崎由希子会長)は12日、町立公民館で明治天皇行幸天覧記念行事を開き、町指定無形民俗文化財「田植え・田の草取り唄と踊り」を披露した。1978年の復活から40年目の節目となり、早乙女姿で舞う民俗芸能の継承を改めて誓った。

 明治天皇は1876(明治9)年7月12日、東北巡幸で五戸地方に立ち寄った際、若者が同町川原町の水田で歌いながら農作業に励む様子をご覧になった。

 これを基に1935年、当時歌った唄に振りが付いて芸能化。戦後一時途絶えたが同会が78年に復活させ、その後は毎年同日に唄と踊りを実演し、継承に取り組んでいる。2014年には同会が保持団体として町文化財に指定された。

 川崎会長は「伝統が長く続き、皆さんに感謝している。今後も継承していきたい」とあいさつした。

 ステージには地域に伝わる編みがさ「五戸バオリ」とかすりの着物、赤い前掛けを身に着けた早乙女姿の25人が登場し、ゆったりとした唄に合わせて農作業を表現した踊りを披露した。観客約130人は、141年前の天覧に思いをはせていた。

 この日は各支部婦人会による演芸発表も行われた。

デーリー東北新聞社