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【MLB】“ボール問題”の真相…選手「飛ぶ」、コミッショナー否定 それぞれの主張は

7/14(金) 19:02配信

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本塁打の本数が飛躍的に増加したMLB、ボールが「飛ぶ」との声が上がるも…

 MLBでは今季ホームランの本数が飛躍的に増加し、話題になっている。ダルビッシュ有(レンジャーズ)、田中将大(ヤンキース)ら日本人投手に加え、メジャー最強左腕のクレイトン・カーショーもボールが飛びやすくなっていると感じていることを告白。一方で、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、発表されていない公式球の仕様変更を完全否定し、バットに問題がある可能性を指摘している。それぞれの主張とはいったいどんなものなのか。

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 米CBSスポーツ電子版は先日、「飛ぶ公式球? ロブ・マンフレッドはボールが厳密な規定内と確信」とのタイトルで特集を組んだ。記事の中では、同コミッショナーが12日(日本時間13日)に全米野球記者協会のミーティングに出席した際、今季物議を醸している“飛ぶ公式球”に関する質問が飛んだという事実について触れている。

 マンフレッド氏はそこで「(ボールが厳密な規定内であることを)完全に確信している」と明言。公式球はリーグ規定に定められた基準を満たしていると主張し、飛ぶ仕様に密かに変更されたという“疑惑”を否定したというのだ。 ただ、記事では「MLBが公式球がどれだけ飛ぶのか標準化できないことについて、とても信じられない」と疑いの目を向けている。

 では、選手の主張はどうか。今季苦戦する田中は、リーグで2番目に多い23本塁打を浴びている。米地元紙「ニューヨーク・ポスト」が以前特集した記事の中で、田中は通訳を介して「僕がおそらく一番ホームランを打たれている投手だろうと思うので… 言い訳に聞こえるかもしれないけれど、ボールは少し飛ぶ感覚がありますね」と語っている。

ダルビッシュは明確に主張「絶対おかしいと思う」

 また、ダルビッシュもオールスター前日の恒例の合同記者会見で、“飛ぶボール疑惑”について明確に答えている。

「この前、ピッチングコーチが2016年のボールと2017年のボールを出してきて『目をつぶれ』って言われて、『これどっちがいつのボールだと思う?』って。明らかに硬いのがあって『これが硬いです』って言ったら、それが2017年で。それはみんな(投手)一致していた。

 ま、2016年も前年から変わっていたんですけど、さらに今年は飛ぶようになっているのかな、と。自分がバッティング練習をしてもセンターに入っちゃうんで、そんなこと自分の野球人生でバッティング練習でセンターに入ることって一回もなかったんです。それがこの31(歳)の年に入るって絶対おかしいと思う」

 このように主張。トミー・ジョン手術後のリハビリ期間で肉体改造を行った右腕だが「いや、そういう問題じゃない。この前はちょっと泳いで(スタンドに)入った」として、ボールが飛ぶとされる「ヒッターズパーク」の本拠地グローブライフ・パーク・イン・アーリントンでは、投手にとって“命取り”になる可能性も指摘している。

「アーリントンだと、バットの先に当たっても、ボールが上がっちゃうと、もう落ちてこないんで。そこを意識しすぎるとピッチングにならないので、ある程度ホームランは仕方ないのかなと思わないと。だからLAで投げるのとアーリントンで投げるのでは、まったく話が違うんで」

 米ヤフー・スポーツによると、2015年のサイ・ヤング賞左腕ダラス・カイケル(アストロズ)も「これは論証すべき議題だろうね。飛ぶ仕様になっているのか、なっていないのか。誰もそれはわからないけれど、個人的に(飛ぶ仕様になっていると)感じることもあるんだ」と話していたという。

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最終更新:7/14(金) 19:02
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