ここから本文です

不二越採用方針が会長発言と矛盾 HPで公表

7/14(金) 5:00配信

北日本新聞

 総合機械メーカーの不二越(富山市不二越本町)の本間博夫会長(71)が会見で「富山で生まれた人は極力採らない」などと発言した問題で、同社は13日、「分け隔てなく、人物本位で採用している」との方針をホームページ(HP)で公表した。本間氏の発言と食い違う内容だが、同社経営企画部は北日本新聞の取材に「報道ではわれわれの真意が伝わっていないため」と説明。内容が矛盾していないかとの質問には回答がなかった。

 HPで公表された方針は「当社の人材募集・採用に関して」の表題で、同日午後5時ごろに掲載された。中長期的な成長に向けロボットを核に海外へ打って出る必要があるとした上で「グローバルな展開や今後の経済・産業構造の変化に対応するため、人材の多様化が不可欠」とした。

 併せて、現在の従業員と直近5年間の新卒採用者に占める県出身者の割合を記した参考データも公表した。県出身者は従業員(約3400人)の78%、大学と大学院卒、短大、高校卒を含めた新卒採用者(5年間で計540人)の中では58%を占めたという。

 本間氏の発言があったのは、富山市内で5日開いた不二越の決算発表会見。本社を東京に一本化する理由を説明した際、「富山で生まれ地方の大学に行ったとしても、私は極力採りません」「閉鎖的な考え方が強い」などと述べた。


■ネットで書き込み相次ぐ
 本間氏の発言を受け、インターネット上では13日、「県人を全否定している」「企業トップの発言とは思えない」などの書き込みが相次いだ。ニュースサイト「ヤフーニュース」では、13日午後11時時点で4900件余りのコメントが寄せられた。

 同サイトでは「本人が最も閉鎖的な考え方をしている」「個人の考えは自由だが、公の場で言ってはいけない」「デリカシーなさすぎ」など本間氏への批判が目立った。一方、「閉鎖的というのは同感」「全く採らないとは言っていないので、そこまで否定されるものでもない」と記した人もいた。

北日本新聞社

最終更新:7/14(金) 12:15
北日本新聞