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空襲の傷痕胸に刻む 富山大泉中2年生が岡田さん方土蔵見学

7/14(金) 0:44配信

北日本新聞

 富山大空襲で被害に遭いながら焼け残った富山市大泉東町1丁目の岡田裕さん(69)方の土蔵が今月中に取り壊されることを受け、同市大泉中学校の生徒が13日、土蔵を訪れた。

 土蔵は1935年に建てられ、45年8月2日未明の米爆撃機B29による空襲を受けながら焼失を免れた貴重な建物。市内に残る数少ない空襲の傷痕から戦争の悲惨さを学ぼうと、同校の2年生約40人が平和学習の一環として見学した。

 生徒たちは5人一組で土蔵の中を巡り、岡田さんの妹、秋子さん(67)の夫の渡邊昭三さん(72)から土蔵の歴史や戦時中の暮らしなどの説明を受けた。渡邊さんは「語り手が少なくなっている中で、戦争を繰り返してはいけないという気持ちが若い世代に伝わればうれしい」と話す。

 真剣な表情で説明に耳を傾けた岡田和武さん(13)は「実際に見ると、中が暗くて戦争の悲惨さが伝わってきた。これからは自分たちが語り継いでいく番だと思う」と話した。

 土蔵は19日に取り壊される予定。

北日本新聞社

最終更新:7/14(金) 0:44
北日本新聞