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「マクラーレン・ホンダF1のプロジェクトを信じるドライバーしか必要ない」チームがアロンソに忠誠心を求める

7/14(金) 6:38配信

オートスポーツweb

 マクラーレンF1チームのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、2018年以降もフェルナンド・アロンソが残留することを心から望んではいるものの、もしアロンソにチームのプロジェクトを信じる気持ちがないのであれば、続けていくのは難しいと示唆した。

2017年F1ライブ・ロンドンに出席したアロンソ、バンドーン、ブーリエ、ブラウン(マクラーレン)

 マクラーレンがホンダのパワーユニットを搭載し始めた2015年、アロンソがチームに加入。チーム全員が再びトップの位置に立つことを目指しているが、パフォーマンスが期待どおりに向上せず、3年目の今年、第9戦終了時点でコンストラクターズランキング最下位という状況だ。

 今季末で現契約が切れるアロンソは、自身の将来の計画について、マクラーレンのパフォーマンスレベルの状況と2018年の計画を勘案し、9月以降に決断を下すと述べている。

 ブーリエは、マクラーレンとしては来シーズンこそは優れたマシンを用意できるとアロンソに納得させるためベストを尽くすと主張しているが、同時に共に手を携えて大きな目的に向かっていくためには、互いに相手に対して信頼の気持ちを持っている必要があると強調した。

「彼(アロンソ)にはチームに残ってほしい。しかし我々のプロジェクトを彼が信用することが条件だ」とブーリエはNextgen-Auto.comのインタビューで語った。

「我々を信頼しないドライバーはチームにとってあまり役立たない」

 2度の世界チャンピオンであるアロンソはまだマクラーレンを信頼していると思うかと尋ねられて、ブーリエは明言を避けた。

「その質問は彼にするべきだろう。彼の代わりに私が答えることはできない」とブーリエははぐらかした。


 来シーズン、アロンソにとってマクラーレン以外の選択肢は非常に限られているとみられる。フェラーリのセバスチャン・ベッテルとメルセデスのルイス・ハミルトンは、アロンソをチームメイトに迎えることに否定的な発言をしている。ブーリエによるとそうした姿勢は予測できたという。

「私はそれほど驚きはしなかった。世界チャンピオンは皆、最高のドライバーと自分を比べたいと思うものだが、同じチームにいる必要はない。目標は他チームを負かすことだ」

「羊の群れに狼を放つのは決して良策ではない。ベッテルやハミルトンのようにチームのナンバーワンドライバーとしてのステータスを得ている場合、公にそのようなことを口にはしなくても、彼らはそれぞれのチームのリーダーなんだ」

「自分の計画を台無しにするような誰かがチームに入って来ることは望まないだろう」

 しかしメルセデスとフェラーリがアロンソへの関心を否定しているからといって、マクラーレンのアロンソとの交渉が必ずしも楽になるわけではないと、ブーリエは考えている。

「事態はもっと複雑だ。常にドライバーに選択権があるわけではない」とブーリエは語った。

「最後には全員がやりたいことをやる。私は“マクラーレン・ホンダ・プロジェクト”に適したドライバーふたりを選びたい」

「フェルナンドについては、何が起きようとも彼は行きたいところに行くだろう。チームを去るのか、それともチームに残るのかは、様子を見るしかない」

 アロンソとストフェル・バンドーンのペア以上にマクラーレンのプロジェクトに適したドライバーがいると思うかと聞かれたブーリエは、「ノー。現時点では非常に満足している」と笑顔で答えたということだ。

[オートスポーツweb ]