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アストンマーチンのハイパーカー『バルキリー』最新デザイン発表。インテリアも初公開

7/14(金) 14:55配信

オートスポーツweb

 アストンマーチンは7月12日、レッドブル・アドバンスド・テクノロジーズと共同開発している究極のロードカー『バルキリー』の最新デザインを発表した。

【写真】ガルウイング式のドアを採用したアストンマーチン・バルキリー

 2016年7月に初公開され、その後今年3月に行われたジュネーブ国際モーターショーでお披露目された『バルキリー(Valkyrie)』。アストンマーチンとレッドブルは空力、ボディスタイル、コクピットのパッケージングなどをさらに発展させるため、この数カ月のあいだに集中的な開発を行なってきた。

 今回発表された最新デザインでは、コクピットとフロントフェンダーの間に開口部が設けられているのが大きな変化のひとつだ。
 
 当該箇所はレッドブルF1でテクニカルチーフを務めるエイドリア・ニューウェイいわく、フロントのダウンフォースをより多く発生させるキーポイントとなる部分。アストンマーチンのデザインチームは、空力的メリットを最大限に活かしながらアストンマーチンの美的感覚に基づく美しいボディスタイルを作り上げている。

 また、デザイン面ではF1の純粋なコンポーネントからインスピレーションを受けたというヘッドライトが新たに追加されている。このヘッドライトは、アルミニウムフレーム内にロービームとハイビームを装備しており、その重量はアストンマーチンの市販モデルに採用されているなかでもっとも軽いシリーズから、さらに30~40%も軽量になっているという。

 さらに、究極のパフォーマンスカーであるバルキリーでは、マシンの最先端に取り付けられるアストンマーチンの“ウイングス”ロゴバッジについてもウエイトレスが追求されており、人の毛髪より30%薄い、厚さ70ミクロンのアルミニウムバッジを採用した。

 初公開となったインテリアでは、スイッチ類をすべて集約したステアリングホイールが目を引くが、これはアストンマーチンが目指したドライビングに集中できる理想的なコクピットを体現したもの。乗り降りの際に脱着が可能なステアリングには、車両インフォーメーションを表示するカラー液晶も搭載されている。

 ふたり乗りとなるコクピットは、室内空間を最大限に取るためフロアとシートが一体化されており、ドライバーと搭乗者はF1マシンやプロトタイプカーのコクピットのように身体を寝かせ、足先を持ち上げるようなポジションでシートに収まることになるという。安全性の観点からシートベルトには4点ハーネス式を標準装備。オプションで6点式も用意された。

 ルームミラーや、エアロダイナミクスを乱すサイドミラーは装備せず。後方確認は車外に取り付けられた小型カメラを通じて送られた映像を、車内のAピラー根本に設置されたモニターで行う。

 バルキリーの最新デザインについて、アストンマーティンのエクステリアデザイン・クリエイティブディレクターを務めるマイルス・ニュルンバーガーは「デザインに関しては95%の完成度に達しているといえます」と語った。

「プロジェクトを進めるなかで、クルマの基本構造の部分までは比較的早期に設計を固めておく必要がありました。この基本構造以外の部分については、エイドリアン(・ニューウェイ)がさらなるダウンフォースを追求していくうえで今後も変更される可能性があります。今回ボディに新しく設けられたエア・アウトレットは、そうした例のひとつです」

[オートスポーツweb ]