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F1 Topic:フルレースシミュレーションも完璧にやり遂げたクビカ、F1復帰に現実味

7/14(金) 20:02配信

オートスポーツweb

 クビカが7月12日にフランスのポール・リカールでテストを行った。クビカがラリーでの大事故の後、F1マシンをテストしたのは6月のスペイン・バレンシア以来、2度目だ。走行させたマシンはいずれもルノーが所有しているロータス時代の2012年のE20である。 

F1第10戦イギリスGP FP1でF1コクピット保護デバイス“シールド”をテストするセバスチャン・ベッテル

 前回のテストで、クビカは前日に同じマシンを走らせたセルゲイ・シロトキンのタイムを上回るタイムを記録して、ルノーの関係者をうならせたが、今回のテストも充実した内容だったようだ。

 バレンシアでのテストが好評だったため、F1のパドックでは不調のパーマーに代わってクビカが現役復帰するのではないかという噂が沸き起こったが、ルノーは復帰に慎重な姿勢を見せていた。

 しかし今回、時間をおかずに2度目のテストを行ったことで、クビカの復帰が現実味を帯びてきた。しかも、それは2018年ではなく、早ければ夏休み明けのベルギーGPとなる可能性が出てきた。

 というのも、クビカのマネージャーを務めるアレッソンドロ・アルムニ・ブラビによれば、「今回のテストの主な目的は、セットアップの進め方の確認とフルレースシミュレーションだった」からだ。

 しかも、テストを担当したスタッフは連戦だったため、ほとんどがいわゆるテスト部隊だったが、そこにレースチームもスタッフも混じっていた。


 そのひとりがアラン・パルメインだった。パルメインの役職はレースチームのトラックサイド・オペレーション・エンジニアで、いわゆるレースでの現場監督。

 そのパルメインが、オーストリアGP後、わざわざフランスのポール・リカールへ駆けつけたのは、クビカの走りを自分の目で確認したかったからにほかならない。そのパルメインの目の前で、クビカはフルレースシミュレーションを完璧にやり遂げた。

 クビカに関しては、右手の機能が完全に戻っていないのではないかという疑問が残っていた。これに関して、マネージャーのブラビは次のように説明する。

「確かに右手の指の感覚が依然100%ではないことは認める。ただし、前回に続いて今回もルノーはクビカのために専用のステアリングを準備し、問題ないことは確認している」

 ブラビによれば、専用のステアリングは左手のみで操作できるよう調整されていて、手前に引くとシフトアップ(通常)、向こう側に押すとシフトダウン(クビカ仕様)するようになっている。

 「今回のテストで復帰に向けて、準備が100%整った。あとは決定を待つだけ」とブラビは語っている。

[オートスポーツweb ]