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田楽が参拝者魅了 熊野那智大社で例大祭

7/14(金) 17:00配信

紀伊民報

 創建1700年を迎えた和歌山県那智勝浦町那智山の熊野那智大社で14日、国の重要無形民俗文化財である例大祭「那智の扇祭り」が営まれた。午前中には「那智の田楽」(重要無形民俗文化財、ユネスコ無形文化遺産)などが境内で奉納され、訪れた参拝者を魅力した。

 熊野那智大社は、初代天皇である神武天皇が東征の際、那智の滝を大己貴命(おおなむちのみこと)のご神体として祭ったことが起源。熊野の神々もここで祭っていたが、317(仁徳天皇5)年、那智山中腹の現在地に社殿を造って、神々を遷したという。

 那智の扇祭りは年に1度、熊野の神々が12体の扇みこしに乗って、大社から那智の滝がある飛瀧神社に里帰りをする神事。田楽は五穀豊穣(ほうじょう)を願って奉納される舞のことで、那智の田楽は1403(応永10)年に京都から田楽法師を招いて習ったとされる。

 この日は降りしきる雨の中、華やかな装束を身に着けた那智田楽保存会のメンバーが、境内に設けられた舞台で笛や腰太鼓、編木(ビンザサラ)を鳴らしながら、リズミカルに伝統の舞を披露した。

最終更新:7/14(金) 17:00
紀伊民報