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新宮城下町遺跡は現状保存を 市文化財審議会が答申

7/14(金) 17:00配信

紀伊民報

 和歌山県の新宮市文化財保護審議会は13日、2020年度中の完成を目指している「市文化複合施設」の建設予定地で見つかった新宮城下町遺跡について「新宮の歴史を語る上で極めて重要」などとし、現状・現地保存して活用すべきだとの答申を、市教育委員会に提出した。市は建設予定地は変更しないが、答申を尊重しながらどのように建物を配置するかの方向性を、今年秋までに固める方針を示した。

 市民ホールと図書館の機能を併せ持った文化複合施設の建設予定地(約1万2千平方メートル)は、市民会館や丹鶴小学校、丹鶴幼稚園の跡地。東側に新宮城跡があり、そばには熊野川が流れている。


 市教委は7月上旬、市文化財保護審議会に遺跡の取り扱いについて諮問。審議会の辻本雄一委員長と瀧野秀二副委員長が13日、市役所を訪れ、楠本秀一教育長に答申を渡した。

 答申は「新宮の歴史を語る上で極めて重要であるとともに、学術上も価値の高い遺跡」と指摘。「現状・現地保存し、後世に伝えていくことが、現代を生きるわれわれの重要な責務。文化財指定等、法による保護措置を今後検討し、市民はもとより多くの人々が適切にその価値を享受できるよう活用すべき」とした。

最終更新:7/14(金) 17:00
紀伊民報