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夏の陽光、漆つややか 輪島で「天日黒目」

7/14(金) 1:08配信

北國新聞社

 生漆(きうるし)を天日にさらし精製する「天日黒目(てんぴぐろめ)」の作業が13日、輪島市横地町の大(だい)徹(てつ)漆器工房で始まった。職人が日差しを浴びながら、乳白色の漆を丁寧にかき混ぜ、約1時半かけて光沢ある焦げ茶色に仕上げた。

 天日黒目は、輪島塗の仕上げ工程「上塗り」用に漆を精製するために水分を減らす伝統技術で、市無形文化財に登録されている。

 麦わら帽子をかぶった職人らが、おけに入れた漆を櫂(かい)でかき混ぜ続けた。同工房では今年、粘り気が特徴の岩手県浄法寺町産の漆11キロを精製する。社長の八井(やつい)貴啓さん(48)は「気温がちょうど良く、上質な漆ができた」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/14(金) 1:08
北國新聞社