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サトノアレス上昇、古馬も二千も打ち破る/函館記念

7/14(金) 9:14配信

日刊スポーツ

<函館記念:追い切り>

 サマー2000シリーズ第2戦、函館記念(G3、芝2000メートル、16日)に出走するサトノアレス(牡3、藤沢和)が13日、函館芝コースで追い切った。2頭出しの僚馬スーパームーン(牡8)との併せ馬できっちり併入。前走の巴賞で復活Vを飾った2歳王者が、さらなる上昇気配をアピールした。90年ラッキーゲラン以来のG1馬Vへ。2000メートルを克服すれば、秋の選択肢も大きく広がる。

 ようやく夏を迎えた函館の日差しを浴び、サトノアレスが静かに闘志をかき立てた。青々とした芝コースで柴山騎手(レースはルメール騎手)を背にスタート。3馬身前を行くスーパームーンを見ながら、自分のリズムを刻んだ。直線半ばで馬体を並べ、5ハロン70秒6-12秒6で併入。手綱は最後まで動かないままだったが、確かな脚取りが出来の良さを伝えた。藤沢和師も「中1週なのでこれで十分。使って良くなっている」と納得の表情だ。

 秋に向け、あえて厳しい戦いを選択した。前走の巴賞で、朝日杯FS以来の復活V。その後は複数の選択肢の中からここを選んだ。師が「ハンデ54キロでも3歳馬が古馬と戦うのは厳しい」としながらも、中1週で出走に踏み切ったのには理由がある。距離だ。

 春は皐月賞で11着に敗れ「距離の壁」を取りざたされた。前走で1800メートルを克服。「以前は気性的なこともあって後ろから行ったが、前走であの位置で競馬ができたのは収穫。適性はあるのかな」(同師)と正攻法の競馬で一応の答えは出したが、確信には至らない。さらなる距離延長、再度の古馬との対戦で結果を出せば、中距離への適性にも自信が持てる。

 潮風吹くゴールの先に見えるのは、秋の府中か? 藤沢和師も「ここで頑張ってくれれば」と力が入る。【松末守司】

 ◆藤沢和厩舎と函館記念 前哨戦の巴賞は現役最多の5勝を挙げているが、函館記念は【0 1 2 16】。のべ19頭を出走させているが、未勝利だ。函館での通算勝率は16・3%と高い。今年こそ初勝利なるか。

 ◆G1馬の函館記念制覇 84年のグレード制導入以来、88年サッカーボーイ(87年阪神3歳S)、90年ラッキーゲラン(88年阪神3歳S)の2勝のみ。北海道シリーズが函館→札幌の順番となった97年以降は6頭が出走し、04年ファインモーションの2着が最高。

最終更新:7/14(金) 19:22
日刊スポーツ

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