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豊洲建設予定の千客万来業者、小池知事の方針に憤り

7/14(金) 20:55配信

日刊スポーツ

 東京都の小池百合子知事が14日、会見で豊洲市場に併設される予定の観光施設「千客万来施設」を計画通り整備すると明言したことを受け、運営事業者の「万葉倶楽部」(神奈川県小田原市)は「6月20日の(築地・豊洲共存案)発表と内容が何ら変わらず、何も分からない」と不快感を示した。

 同社は築地でも「食のテーマパーク」を再開発するとした共存案では採算性が合わないとし、同22日、都側に詳細な説明の要求と、場合によっては撤退するとの意向を示した。小池氏は会見で「誠意をもって対応するよう(担当部局に)指示をしたところだ」と述べたが、もうすぐ1カ月になる中、市場当局からはいまだ説明がない。

 同社の担当者は「5年後に仲卸業者が戻るとか言ってるが、市場が2つになるのかすらもはっきりしない」と困惑。当初の募集要項の内容とも大きく食い違っているとし「豊洲に築地場外市場のにぎわいをつくるために、我々が『場外関係者にも声をかけて』との内容だったが(共存案では)場外の人が豊洲に移るわけがない」と憤った。

 都議会の豊洲移転問題特別委の山崎一輝委員長は「運営業者の気持ちはよく分かる」と語った。

 築地と豊洲に似通った施設ができるとの指摘に小池氏は「似通ったという主観はよく分からない」と一蹴。しかし、都の方針転換や抽象論により従来の計画を進めてきた豊洲、築地関係者の混乱は広がるばかりだ。

最終更新:7/14(金) 20:58
日刊スポーツ