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比嘉里緒菜が首位6打差から大逆転V 世界Jr

7/14(金) 21:11配信

日刊スポーツ

<ゴルフ:IMGA世界ジュニア選手権>◇13-14歳女子◇13日◇最終ラウンド◇米カリフォルニア州CCランチョ・ベルナルド(5830ヤード、パー72)

 比嘉里緒菜(沖縄・嘉数中3年)が、圧巻のゴルフで昨年プレーオフ負けのリベンジを果たして、世界一に輝いた。

 この日は7バーディー、ボギーなしの7アンダー65をマーク。首位に6打差8位でスタートし、上位陣が伸び悩む中で通算9アンダー207に伸ばし、大逆転劇を演じた。

 「すごいです。信じられない。めちゃ、びっくりです」と大きな目をさらに大きくした。快進撃は4番で右10メートルを沈めてから。5番で6メートルを入れると「とにかく、パットがポンポン入りました」と振り返るように、7番1・5メートル、9番3メートルとチャンスを確実にものにした。

 インに入っても14番パー5で「得意のアプローチで1メートルにつけた」と5つ目。15番パー5では2オンに成功して6つ目。16番では第2打を70センチにつける3連続バーディーで抜け出した。最終組まで練習グリーンでプレーオフの準備をしながら2組待って「優勝」の知らせを聞いた。

 前日までチャンスを数多く外してきて悩んでいたパッティング。第2ラウンドホールアウト後に練習し「1時間後にやっと入りだして、こうすればいいというのに気づいた」という。それまで30センチカップをオーバーさせる強さで打っていたが「テンポを速くして、70センチオーバーさせるようにすれば、思ったように転がってくれた」という。

 その夜、プロゴルファーで日本選手団団長を務める井上透・国際ジュニアゴルフ育成協会代表理事にパッティングの測定器を使って教えを受けた。「技術的には悪くないといわれました。米国のグリーンはテンポが遅いと入りにくいといわれたのが、私が気づいたことと同じだったんです」。自分で気づいたことに確信が持て、迷いがなくなった。

 昨年、第1ラウンドで今日と同じ65をマークして首位スタートしたが、最終ラウンドで74をたたいてヴォラヴィスティクル(タイ)に追いつかれ、プレーオフで敗れた。涙でリベンジを誓ったが、その思いが実を結んだ。昨年の世界ジュニア前ぐらいから始めていた自宅の12階建てマンションの階段ダッシュを続けている。多い時で5往復。すれ違う住民からも「頑張ってね」と声をかけられるという。

 昨年との違いはどこにあったのだろう。「ショット力だと思います。ドライバーの飛距離が20ヤードぐらい伸びた」という。元々、フェースが開いてインパクトの時に手首を返していたが、手首の返しをなくしてスクエアに当たるようにスイングを変え、クラブも替えたところ、低めの強いボールを打てるようになった。

 念願の一番大きな優勝カップを手にした。昨年、泣き顔で2位のトロフィーと写真を撮ったのと同じ日の丸の前で、今年は笑顔いっぱいで記念写真に収まった。

最終更新:7/14(金) 21:20
日刊スポーツ