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福島の仮設住宅で暮らすおばあさんの忘れられない一言…被災地で瀧内公美が感じたこと

7/15(土) 5:28配信

シネマトゥデイ

 笹野高史演じる老人を監禁し、壮絶なバトルを繰り広げる女性を演じた『グレイトフルデッド』で内田英治監督と組んだのをはじめ、『日本で一番悪い奴ら』の白石和彌監督など、これまで一筋縄ではいかない鬼才監督たちとタッグを組み、存在感を見せつけてきた瀧内公美。彼女が「自分が変わった」と振り返る主演映画『彼女の人生は間違いじゃない』について語った。

被災後の人々を描き出した『彼女の人生は間違いじゃない』写真

 今回新たにタッグを組んだのは、『さよなら歌舞伎町』『ヴァイブレータ』などで知られる福島県出身の廣木隆一監督。監督の処女小説を映画化した本作の舞台は、震災から5年がたった福島。瀧内演じるヒロイン・みゆきは今も仮設住宅に暮らし、平日は福島県いわき市の市役所に勤め、週末は高速バスに乗り込み、あるアルバイトのために東京・渋谷に上京する……という物語で、劇中には霊感商法や保証金をパチンコにつぎ込む人々など、ロケハンや撮影中に聞いた実話も盛り込まれている。

 自身の役どころについて、「自分のことをさらけ出して、隠してやっちゃだめな役だと思った」と振り返った瀧内。「廣木監督の演出は、『そういうのいらない』と言いながら過剰な演技などを抜いていってくれる。すべてをはぎ取っていってくれるんです。そんな監督に会ったことはなかったし、肩の力が抜けていくのを感じて楽になれた。監督に出会えたことが、わたしにとっては大きな出来事でしたね」と語り、「監督はすごく女性のことを見てくれる人。女性のダメなところなどをみんな見てくれる。自分という一人の人間をすごく見てくれていて、その上でダメでもいいんだよと言ってくれる。そういう人ってなかなかいないと思うんです」と付け加えた。

 「福島出身ではないわたしがこの題材を表現することができるのか」と感じていた瀧内は、監督の「これは福島だけの話じゃない」という言葉に背中を押されたと明かす。そんな思いを胸に、瀧内は実際に仮設住宅を訪ねた。「もちろん映画のために聞かなきゃいけないことはある。でも表現者として、人を傷つけてまで聞き出すようなことはしたくはなかった。だからとにかく通い詰めて、その場に馴染(なじ)むことに徹しました」。

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最終更新:7/15(土) 5:28
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