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水害被害から再建の手引き「水害にあったときに」、九州豪雨で注目 SNSで拡散、「被災者にも広めたい」

7/15(土) 7:05配信

withnews

 記録的な大雨を観測した九州北部の豪雨災害。1週間が経ち、被災者の生活再建へ向けた動きが少しずつ始まっています。注目されているのが、全国の災害ボランティアでつくる団体が作成した「水害にあったときに」という手引きです。ネット上でも見られるチラシ版は、被災地の支援者たちがSNSで拡散。より詳細な冊子版は、被災地以外からも問い合わせが相次いでいます。過去の水害での復興支援の経験から、生活再建のために必要な事柄をまとめたこの手引き。担当者は「被災者たちはまだ読む余裕がないかもしれないが、役立つ情報をまとめたので、広めていきたい」と話しています。

【画像】水害被害からの生活再建の手引き「水害にあったときに」 まずやるべき7項目を紹介

水害被災地への支援経験をもとに作成

 手引きは、阪神大震災以降、数々の被災地で支援活動を行ってきた33団体のNPOや、ボランティア団体からなる「震災がつなぐ全国ネットワーク(震つな)」が日本財団の助成を受け、今年3月に作成しました。過去の水害被災地への支援経験をもとに「水害にあった人がしなくてはならないこと」を、イラストや写真を多く使って掲載しています。

チラシ版は7項目「まずやるべき順番に構成」

 チラシ版は、水害被害にあった際に最低限必要な情報を、

1:被害状況を写真に撮る
2:施工会社・大家・保険会社に連絡
3:罹災証明書の発行を受ける
4:ぬれてしまった家具や家電をかたづける
5:床下の掃除・泥の除去・乾燥
6:掃除をするときの服装
7:復旧のまえに確認すること

の7項目に分けて掲載。震つなの松山文紀事務局長は「『被害状況を証拠として残しておくことが支援をスムーズに受けられる第1歩になる』など、生活再建へ向けてまずやるべき重要度が高い順番に構成した」と話します。

冊子版ではチャートや写真を使い詳しく説明

 冊子版では、さらに詳細に書かれています。例えば、支援を受けるために必要な手続きでは、まずチャートで大きな流れを説明し、注意すべきポイントを箇条書きで掲載。実際にどれぐらいの金額を支給されるかも一覧表で載せています。

 家屋のかたづけや掃除についても、「放置していた床や壁」「壁の裏の断熱材」など、実例を写真で示しながら注意点を紹介しています。

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最終更新:7/15(土) 9:49
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