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<ウィンブルドン>チリッチ、クエリーに打ち勝つ 男子単準

7/15(土) 1:04配信

毎日新聞

 「三度目の正直」に挑んだクエリーを、チリッチが強力なストロークを武器に返り討ちにした。2人はウィンブルドンで過去2回対戦し、いずれもフルセットの熱戦。2012年の3回戦では大会史上2番目に長い5時間31分の死闘を演じた。だが、この日はチリッチが2時間56分で締めくくった。

 クエリーの最大の武器は高速サーブで、13本のサービスエースを決めてきたが、チリッチも同じ身長198センチから鋭いサーブを繰り出し、相手のお株を奪うように25本のサービスエースを奪った。第1セットこそタイブレークの末に失ったが、第2セット以降はペースを握った。

 持ち味の強烈なフォアと精度の高いバックハンドの勝負強いストロークで打開。相手が世界ランキング1位のアンディ・マリー(英国)を破った準々決勝のようにネットプレーを挑もうとアプローチショットを仕掛けても、チリッチはより角度を付けたクロスやストレートで抜き返した。「レベルの高い試合だった。打ち合いを制することができた」と充実感をにじませた。

 14年の全米オープン準決勝でフェデラー、決勝で錦織圭(日清食品)を破って4大大会初タイトルを獲得。「このタイトルが自信になっているけれど、もっとすごいテニスができると思っている」。その実力を示す時がやってきた。【前本麻有】

最終更新:7/15(土) 1:05
毎日新聞