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<九州豪雨>1日雨量1000ミリ超…朝倉付近 気象庁解析

7/15(土) 7:30配信

毎日新聞

 5日から福岡、大分両県を襲った九州北部豪雨で、甚大な被害が出た福岡県朝倉市付近の6日午前0時までの24時間雨量が約1000ミリに達していたことが、気象庁の解析で分かった。多数の犠牲者が出ている同市の杷木(はき)地区など市南部に雨が集中していた。3時間の解析雨量も約400ミリで、2014年の広島土砂災害(約250ミリ)や、15年の関東・東北豪雨(約200ミリ)を大幅に上回り、記録的な大雨が短時間に集中して降ったことがうかがえる。【蓬田正志】

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 気象庁は全国約1300カ所に設置しているアメダスで雨量を実測している。一方、雨量計がない場所も含めた面的な雨量を把握するため、レーダーが発射する電波で雲の中の雨粒などを観測。そのデータとアメダスの雨量などを組み合わせて1キロ四方ごとの雨量を解析している。

 福岡管区気象台によると、6日午前0時までの各地の24時間雨量は、朝倉市で約1000ミリ▽大分県日田市、福岡県東峰村で約600ミリ▽大分県中津市、福岡県添田町で約500ミリ--と解析。そのうち、朝倉市では12時間の解析雨量で既に約900ミリに達した。

 気象庁は過去の災害でも同様の解析をしている。77人が犠牲となった広島土砂災害では、広島市で3時間が約250ミリ、24時間が約300ミリ。鬼怒川が決壊した関東・東北豪雨では、栃木県日光市で3時間が約200ミリ、24時間が約700ミリだった。気象庁の担当者は「極めてまれな豪雨だった」と話している。

最終更新:7/15(土) 7:30
毎日新聞