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ドル全面安、弱い指標でFRB年内追加利上げに不透明感=NY市場

7/15(土) 7:01配信

ロイター

[ニューヨーク 14日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがほぼ全面安の展開となり、対円では約2週間ぶりの安値に沈んだ。朝方発表された6月の米消費者物価指数(CPI)、小売売上高統計が市場予想に届かず、米連邦準備理事会(FRB)が年内に追加利上げに踏み切れるか懐疑的な見方が強まった。

6月のCPIは前月から横ばいと、市場予想の0.1%上昇を下回った。5月は0.1%下落していた。FRB内では最近の物価の弱含みは一時的との見方が大勢だったが、6月にプラスに転じることができなかったことで懸念材料となりそうだ。また、6月の小売売上高は前月比0.2%減と、2カ月連続のマイナスとなった。

ウエストパック・バンキング・コープのシニア通貨ストラテジスト、リチャード・フラヌロビッチ氏は「CPIデータは、インフレの弱含みがどの時点から一時的からより持続的なものになるのかという問題を提起する」と話す。

主要6通貨に対するドル指数<.DXY>は0.6%低下の95.152。一時は2016年9月以来の水準となる95.132まで下がった。

米フェデラルファンド(FF)金利先物相場では、弱い指標を受けて、年内の利上げ観測が後退した。

ドル/円<JPY=>は0.65%安の112.53円。一時は2週間ぶりの安値となる112.28円まで売られた。

ウエストパックのフラヌロビッチ氏は、ドル/円に一段の下げ余地があると指摘。「とりわけ米国債利回りの低下に伴い、夏の終わりまでに110円まで下落する可能性が十分ある」と予想する。

ユーロ/ドル<EUR=>は0.62%高の1.1466ドル。

ポンドは対ドルで1.18%高の1.3088ドル。一時は2016年9月以来の水準となる1.3093ドルまで買われた。

高利回り通貨の豪ドルとニュージーランドドルは大幅高となり、豪ドルは約1年3カ月ぶりの高値をつけた。中銀当局者のハト派発言に加え、世界の株式市場が最高値圏での取引となっており、リスク選好が高まっていることが追い風となっている。

(表はロイターデータに基づいています)

最終更新:7/24(月) 2:24
ロイター