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米国株、ダウなど最高値 さえない指標で利上げ観測後退

7/15(土) 7:02配信

ロイター

[14日 ロイター] - 米国株式市場は続伸し、ダウ平均とS&P500が最高値を更新した。さえない米経済指標を受け、年内の追加利上げ観測が後退した。この日はJPモルガンなど大手銀行が予想を上回る決算を発表したものの、金融株は軟調となり、相場の上値を抑えた。

経済指標では、6月の消費者物価指数(CPI)が前月から横ばいとなり、市場予想を下回ったほか、6月の小売売上高は前月比0.2%減と、2カ月連続のマイナスとなった。

ある市場関係者は「指標は相当の金融緩和政策の継続を示唆するものだ」と述べた。金利先物が織り込む12月の利上げ確率は指標発表後に48%と、前日終盤の55%から低下した。今週はイエレン連邦準備理事会(FRB)議長が、根強い低インフレで先行きの利上げは段階的になる可能性を示唆し、その後株式相場は上昇基調をたどった。

こうしたなか、株式投資家の不安心理の度合いを示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(VIX指数)<.VIX>は1993年12月以来、約24年ぶりの低水準で取引を終えた。中型株のラッセル2000指数<.RUT>も最高値で取引を終えた。

週間ではダウ平均が1.1%高、S&P500が1.4%高。ナスダックは2.6%高で週間の上げとしては年初来で最大となった。

大手銀4行がこの日発表した4-6月期決算は利益が予想を上回った。ただ市場ではさらに好調な業績や見通しを期待していたという。JPモルガン・チェース<JPM.N>は0.9%安。シティグループ<C.N>は0.4%。ウエルズ・ファーゴ(Wファーゴ)<WFC.N>は1.1%安。金融株指数<.SPSY>は0.5%安。週間では0.7%下落した。前週は1.5%上昇していた。来週はバンク・オブ・アメリカ(バンカメ)<BAC.N>はゴールドマン・サックス<GS.N>、モルガン・スタンレー(モルガンS)<MS.N>が決算を発表する。

オンライン小売のアマゾン・ドットコム<AMZN.O>は0.1%高。アマゾンによる総額137億ドルの自然・有機食品小売大手ホールフーズ・マーケット<WFM.O>買収計画を巡り、民主党のシシリーン下院議員は下院司法委員会の反トラスト小委員会に対し、公聴会を開催するよう要請した。

騰落銘柄数は、ニューヨーク証券取引所では上げ銘柄が下げ銘柄を上回り、比率は2.54対1だった。ナスダックも1.29対1で上げが下げを上回った。

米取引所の合算出来高は約53億株で、直近20営業日の平均である67億株を下回った。

(ロイターデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

最終更新:7/15(土) 7:06
ロイター