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【球宴】柳田 ホームラン競争V呼んだ“プププッ、プー”

7/15(土) 14:00配信

東スポWeb

【マイナビオールスターゲーム2017(14日=ナゴヤドーム)全パ6-2全セ】前半戦を終えた時点で打率3割2分7厘、23本塁打、75打点をマークしパ・リーグ3冠王の柳田が、4選手のトーナメント方式によるホームランダービーで初優勝。準決勝で筒香(DeNA)に3―2で勝利。ゲレーロ(中日)との決勝では左右に力強い打球を飛ばし、後攻で4―4と追い付いたところでルールにより、ファン投票の得票数が多い柳田の勝利が決まった。

 4度目の挑戦での悲願の初Vに柳田は「鈴木大地君が打ちやすいところに投げてくれた。それに尽きる。これだけの強打者の中で一番になれたことは素直にうれしい。賞金(50万円)はちょっとだけ大地にあげたい。ちょっとだけ(笑い)」と昨年の球宴に続き、ホームランダービーで打撃投手を務めてくれたロッテ・鈴木に感謝した。この相棒との共同作業でつかんだ優勝の裏にあったのが柳田流の“擬音作戦”だ。

「今年は柳田さんから試合前練習中に呼ばれて作戦会議をしました」と鈴木が“極秘会談”の内容を次のように明かした。

「ボールの軌道とスピードについてレクチャーされました。『速すぎても遅すぎてもダメ。“ピュッ”と来る真っすぐでも“フア~ッ”ていう山なりのボールでもダメ』って言われました。速くもない遅くもない、その間くらいの『“プププッ、プー”ってくらいのやつでお願い』って言われました」

“ピュッ”でも“フア~ッ”でもなく“プププッ、プー”。これが本気でホームランダービーを勝ちにいったミスターフルスイングの指示。その独特な表現に鈴木は戸惑いながらも投げたという。結果、見事に柳田は栄冠をつかんだのだ。

 試合で柳田は全パの顔である4番を務めた。第1打席は一ゴロ、第2打席は空振り三振に倒れたが、フルスイングのたびに球場全体がどよめいた。醸し出す雰囲気も“プププッ、プー”などの表現も、何から何まで規格外の男は、一流が集う夏の祭典でも間違いなく輝いていた。

最終更新:7/15(土) 15:41
東スポWeb