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米上級裁、売却差し止め判断見送り=東芝の半導体、28日に再審問

7/15(土) 5:59配信

時事通信

 【サンフランシスコ時事】東芝の半導体子会社「東芝メモリ」の売却をめぐり、提携相手の米ウエスタンデジタル(WD)が差し止めを求めた訴訟の初審問が14日(日本時間15日朝)、米カリフォルニア州の上級裁判所で開かれた。

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 担当判事は、売却契約が締結されていない現段階での差し止め判断を見送り、売却が完了しそうな場合は2週間前に東芝がWDに通知することを提案。今月28日の審問で詳細を検討することになった。

 東芝は、次回審問まで売却を完了しないことに同意した。差し止めの仮処分は当面回避した形だが、政府系ファンドの産業革新機構や韓国半導体大手SKハイニックス、米投資ファンドなどで構成する「日米韓連合」への売却手続きが進めば、東芝から通知を受けたWDが再度差し止めを要求する可能性がある。

 東芝は「提案は事業売却の契約締結を妨げるものではないため、交渉を継続し、早期合意を目指す」とコメントした。

 売却を阻止する手段が残ったWDのミリガン最高経営責任者(CEO)は声明で「(判事の提案は)WDの勝利だ」と強調した。WDは、この訴訟とは別に国際仲裁裁判所に仲裁を申し立てており、売却差し止めをめぐる最終的な判断は仲裁裁に委ねられる。 

最終更新:7/15(土) 12:43
時事通信