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2場所連続休場…稀勢の里が陥った終わりなき“負の連鎖”

7/15(土) 12:19配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 強行出場はファンを失望させただけだった。

 14日に休場を発表した横綱稀勢の里(31)。前日13日に勢に負け、土俵下に転落した時に左足首を負傷した。病院では「左足関節靱帯損傷で約3週間の安静加療を要する」と診断された。

 先場所も今場所も痛めていた左腕の状態が不安視されながらも、見切り発車の結果が2場所連続の途中休場だ。このままでは同日、休場を決めた大関照ノ富士(25)と同じ道をたどりかねない。

 左ヒザの半月板損傷で全治7週間のケガを負った照ノ富士は、先場所直後に左ヒザを手術したばかり。

 ある親方は「15年9月場所の右ヒザ負傷が、すべての発端です」と、こう続ける。

「当時はヒザの十字靱帯と半月板を損傷しながら、翌11月場所に強行出場。綱とり場所という事情に加えて、伊勢ケ浜部屋は『歩ける限り、ケガのうちには入らない』という方針ですからね。その後は右ヒザをかばって無理な体勢で相撲を取っていたので、右鎖骨骨折、左ヒザと連鎖的に故障が増えていった」

 稀勢の里は先場所まで、勢を15勝全勝とカモにしていた。左腕が万全だったらブザマに土俵下に転落する相撲を取らずに済んだはず。照ノ富士とはケースが違えど、ケガが新たなケガを呼ぶ悪循環に陥っている。

 八角理事長(元横綱北勝海)は9月場所について「中途半端に出るのは良くない」と話した。素直に忠告に従うべきだ。