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前田幸長氏が語った由伸巨人浮上のカギ

7/15(土) 14:00配信

東スポWeb

「マイナビオールスターゲーム2017」第1戦が14日、ナゴヤドームで行われ、全パが全セに6―2で逆転勝ちした。本紙評論家の前田幸長氏は全セのコーチを務めた巨人・高橋由伸監督(42)を直撃。後半戦の見通しを聞いた。

【前田幸長 直球勝負】久々に会った由伸監督は表情が明るく、少しだけホッとした。球宴のリラックスした空気もあっただろうが、前半戦ラストの9連戦を7勝2敗で乗り切ったことで、復調の手応えをつかんだのだろう。

 その9連戦では田口、菅野、マイコラスの“3本柱”の登板間隔を詰めて投入したことが吉と出たわけだが、私はそこに後半戦で巨人が浮上する鍵があると考える。投手のやりくりに悩む由伸監督に「これからも柱の投手は中4日、5日で6イニングぐらいずつで回したら?」と提案してみると、返事は「うーん…」と渋かった。

 由伸監督は続けて「7、8、9回の投手を毎日投げさせるわけにはいかないじゃないですか。どうするんです?」と聞き返してきた。確かに先発の間隔を詰めれば、リリーフの負担は増す。ただ全試合リードして7回を迎えることはありえない。勝ちパターンの投手を使わずに済む試合もあるはずだ。

 それよりも、今はベンチとして「勝ちにいく」姿勢を見せることが大事だと考える。先発陣のフル回転はリリーフも含め、チーム全体にスイッチを入れる。私も中日での現役時代、当時の星野監督の「いくぞ!」のひと声で、何度も“その気”になった。指揮官が強気で引っ張る姿勢を見せれば、選手はなんだかんだ言いながらもついていくものだ。

 巨人は球宴休みの間にコーチの配置転換に踏み切った。二軍監督から一軍に昇格した斎藤投手コーチは、由伸監督も現役時代からよく知る人物だ。後半戦からは言いたいことを言い合って、投手起用にも“由伸カラー”を反映させてほしい。



 一方、調子が上がってきた打線では「2番」に座る打者がキーマンになるだろう。ヤクルトとの前半戦最終戦ではマギーを据えてはまったが、由伸監督はまだ不満なようだった。「2番・二塁」にマギーを置く攻撃的布陣に関しては「これからもある」としたが、守備や小技、走塁面のリスクはやはり拭えないようだ。それだけに「もう少し本塁打を打ってくれればね」と語っていた。

 首位広島とは14・5差。正直、今から追いつくのは現実的に厳しい。だが6・5差の2位・阪神を捉えるのは十分可能だ。CSに進めば下克上のチャンスはある。そこまでいくために、由伸監督の“仕掛ける勇気”が今必要だ。 (本紙評論家)

最終更新:7/15(土) 14:00
東スポWeb

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