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球宴の人気低迷どう思う 前選手会長の広島・新井に聞いた

7/15(土) 12:19配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 シーズン同様、実力差がハッキリした。14日、「マイナビオールスターゲーム2017」の第1戦が行われ、先頭打者アーチを放った西武の秋山翔吾をはじめ、日本ハムの中田翔、西川遥輝と3本のホームランでパが快勝。MVPは勝ち越し中前打を放ったソフトバンクの内川聖一が獲得した。

 球宴といえば、80年代までは視聴率が30%を超え、一流選手の競演にお茶の間はクギづけになったもの。しかし、ここ数年は視聴率も右肩下がり。昨年は日ハムの大谷翔平がMVPを獲得するも、第1戦は10.7%、第2戦は11.0%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)に終わった。

 交流戦の浸透も人気低迷の原因だが、当の選手たちはこの現状をどう思っているのか。今回3年連続8度目の出場となった、前プロ野球選手会会長の広島・新井貴浩(40)に聞いた。

 ――交流戦の影響もあって、オールスターの人気が落ちていると言われて久しい。

「うーん、確かに今は交流戦があるから、昔に比べたらセ・パの交流は増えたよね」

 ――新鮮味に欠けるという意見もあります。

「新鮮味というのは多少あるかもしれないけど、オールスターは交流戦とは別物かなと思う。交流戦は成績に直結するから真剣勝負なわけで」

 ――注目度が落ちているなと肌で感じますか?

「いや、今はまだファンの人は喜んでくれているかなと思っている。普段の試合もそうだけど、特にオールスターはファンの人あってのものだから、お客さんの気持ちを一番に考える必要があるとは思うけどね」

 ――選手会会長のとき、オールスターに関して何か変えようという意見や話題が上がったことはありますか?

「いやあ、なかったと思う。もし変えるとしたらオールスターそのものを変えないといけないけど、選手会の中で変更の意見は出ていなかった」

 ――自身が最初に選ばれたときは人気も注目度も高かったが、当時の思い出は。

「1回目に選ばれたときはもちろんうれしかったし、自分がテレビで見てきたようなスター選手ばかりだった。松井秀喜さんもいて、同じグラウンドに立てているのが信じられなかったね」

 ――今では選手たちの交流の場としても定着しているが、誰かに質問したりというのはありましたか?

「初めの頃は緊張で話を聞くなんてできなかった。恐れ多くてね。ただただオールスターの空気を肌で感じていた。今は(話を)聞かれるような立場になって、きちんとしなければという思いはあるね」