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COWONの新プレーヤーや、ガルパン仕様の「GRANBEAT」、士郎正宗デザインBTイヤフォン

7/15(土) 16:46配信

Impress Watch

 国内最大級のイヤフォン&ヘッドフォン体感イベント「ポータブルオーディオフェスティバル2017 SPRING&SUMMER 東京/秋葉原(通称:ポタフェス)」が15日に開幕。期間は7月15日、16日。会場は秋葉原にあるベルサール秋葉原の地下1階、1階、2階。入場は無料。ここではAR、COWON、ミックスウェーブなどをレポートする。

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■フロンティアファクトリー

 注目は、9月末発売予定、米Acoustic Researchの平面駆動型オープンエアヘッドフォン「AR-H1」だ。価格は79,800円。既に直販サイトで先行予約受付を開始している。

 平面駆動らしい繊細な描写が特徴。ドライバのサイズは86mm。ハウジングはオープンエア。周波数特性は10Hz~60kHz。感度は92dB。インピーダンスは33Ω。ケーブルは両出しで、着脱でき、端子は2.5mmの2極。入力端子は3.5mm 3極のステレオミニで、長さは1.2m。発売時期や価格は未定だが、入力端子が4.4mm 5極のバランス接続用ケーブルもオプションとしてラインナップする予定だ。

 さらに参考出展として、ポータブルハイレゾプレーヤー「AR-M200」も展示。Android OSを採用した「AR-M2」、「AR-M20」とは異なり、独自のOSを採用している。

 最大の特徴は、イヤフォン出力として3.5mmのステレオミニアンバランスに加え、4.4mm 5極のバランス出力(日本ディックスのPentaconn)を備えている事。さらに、Bluetoothの送受信機能も備え、コーデックとしてaptX HDをサポート。対応するヘッドフォンやスマートフォンなどを組み合わせ、高音質なワイヤレス環境を構築できる。

 ハイレゾプレーヤーとしては、FLAC/Apple Lossless/WAV/AIFF/DSDの再生に対応。DACは旭化成エレクトロニクスの「AK4490EQ」を採用する。ヘッドフォンアンプはクラスA(1Vrms)。価格は5万円前後のイメージだという。

 「AR-M200」とマッチしそうなハイレゾイヤフォン「AR-E10」、「AR-E100」も参考展示。「AR-E10」は8mmのベリリウム・ダイナミック型ドライバと、バランスド・アーマチュアユニットを各1基搭載したハイブリッドタイプ。価格は25,000円前後のイメージ。

 インピーダンスは25Ω、感度は95dB/mV at 1kHz。再生周波数帯域は20Hz~40kHz。ケーブル着脱が可能で、2ピン端子を採用。

 「AR-E100」は、10mm径のベリリウム・ダイナミック型ドライバを採用したモデルで、1万円台後半をイメージしている。インピーダンスは32Ω、感度は98dB/mV at 1kHz。再生周波数帯域は20Hz~40kHz。ケーブル着脱が可能で、2ピン端子を採用。

 これらのイヤフォン向けオプションとして、4.4mm 5極のバランスケーブルや、Bluetoothイヤフォン化するためのネックバンドケーブルなどを別売で発売予定。

■COWON

 COWONブースでは、海外発表されたばかりの新しいハイレゾプレーヤー「PLENUE R」を参考展示している。発売時期や価格は未定だが、価格のイメージは6万円台程度で、位置づけとしては、「M2」と「D」の中間あたりとなる。

 DACにバーブラウン「PCM5242」を採用。192kHz/24bitまでをサポートし、DSDファイルも再生できるがPCMへの変換再生となる。3.7型の有機ELディスプレイを採用し、内蔵メモリは128GB。microSDカードスロットも装備する。Bluetoothもサポートし、コーデックはaptXに対応する。ヘッドフォン出力として、ステレオミニに加え、2.5mm 4極のバランス出力も備えているのが特徴だ。

 さらに、PLENUEシリーズで初となるイヤフォン「X40」も参考展示。4基のバランスド・アーマチュアユニットを搭載する3ウェイタイプで、構成は低域×2、中域×1、高域×1。こちらも発売日や価格は未定。

■ナイコム

 ナイコムブースでは、GRADOの新フラッグシップヘッドフォン「PS2000e」が注目を集めている。7月21日発売で、価格は31万2,000円。

 オープンエア型で、手彫りのメイプル・インナー・チェンバーを内部ハウジングとし、スモーククロームの合金製外部ハウジングで覆ったハイブリッドハウジング構造が特徴。リンギングやその他のノイズ、音の歪みを徹底的に排除したという。

 新設計のドライバデザインも採用。シャーシからワイヤー、ボイスコイル、マグネットも素材を研究して選定。振動板は、放出される信号の回折を最小限に抑えるという形状で、従来よりも精緻にサウンドが出力されるように再設計された。

 本皮製のヘッドバンドは、従来よりもワイドになるように改良。長時間でも快適にリスニングできるという。側圧調整板も内蔵。製造は、ニューヨーク・ブルックリンの工場で職人による手作業で行なわれる。周波数特性は5Hz~50kHz、チャンネルバランスは0.05dB。インピーダンスは32Ω。感度は99.8dB。

 英RHAの新製品も展示。イヤフォン「MAシリーズ」2機種をBluetooth対応としたモデルで、名前は「MA750 Wireless」と「MA650 Wireless」。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はMA750 Wirelessが19,500円前後、MA650 Wirelessが11,500円前後。

 ネックバンド型のBluetoothイヤフォンで、MA750/650の音質はそのままに、aptX/AACの高音質コーデックやNFCペアリングに対応。IPX4相当の防滴仕様、連続再生12時間などを特徴としている。

■ミックスウェーブ

 ミックスウェーブでは、64 AUDIOの製品などを紹介。新フラッグシップの「tia Fourte」(ティア・フォルテ)と、ユニバーサルでは世界初という18ドライバ搭載「U18 Tzar」は、どちらも6月23日から発売されている。価格はオープンプライスで、実売は「tia Fourte」が407,200円前後、「U18 Tzar」が339,400円前後。

 いずれのモデルにも、“第二の鼓膜”と呼ばれる専用モジュールを搭載し、聴覚障害リスクを抑える「apex(Air Pressure Exchange) Technology」を採用。さらにtia Fourteでは、新技術「tia(Tubeless In-ear Audio)」を投入。BAドライバの筐体を密閉にせず、オープンにする事で、ドライバ自体が持つポテンシャルを引き出し、振動板からの音が直接得られるというもの。共振問題も排除し、音導管やダンパーも不要になっている。

 U18 Tzarは、BAを18基搭載。構成は低域×8、中域×8、tia中高域×1、tia高域×1の4ウェイ。中高域と、高域向けのBAに、tiaテクノロジーを投入している。

 JH Audioからは「LOLA」が出展。Jerry Harvey氏が「業界に新たなパラダイム・シフトを起こす」事を掲げて開発した意欲作。同社としては初となるハイブリッド型のカスタムイヤフォンだ。価格はオープンプライス、実売は21万円前後。

 なお、カスタム版は6月17日から販売がスタートしているが、ユニバーサルバージョン「LOLA HYBRID UNIVERSAL IEM」も7月13日より発売予定。価格は192,200円となっている。

 Beat Audioのリケーブル新製品も参考展示。Ultimate Ears/qdcなどに接続できる端子を採用したケーブル群で、入力端子は2.5mm 4極バランス、3.5mmアンバランス、4.4mm 5極バランスの3タイプの製品を用意。Supernova以外のケーブルで、8月下旬頃からラインナップする予定だという。

■S'NEXT

 Questyle Audio Technologyの新ハイレゾポータブルオーディオプレーヤー「QP2R」を展示している。発売時期は7月下旬~8月上旬を予定。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は159,000円前後(税込)。カラーはスペースグレイ、ゴールドを用意する。

 ポータブルながら、純A級アンプを搭載しているのが特徴。特許技術「カレントモードアンプテクノロジー」により、消費電力を抑え、発熱量も少ない純A級アンプを実現、ポータブル機への搭載を可能にした。この特徴は、既発売の「QP1R」と同じだが、新モデル「QP2R」では「デザインを踏襲しつつも圧倒的なサウンドクオリティ進化」を果たしたという。

 さらに、バランス出力にも対応したフルバランス設計を採用。バランス出力端子は2.5mm。光デジタル出力兼用の、3.5mmアンバランス出力も搭載。4つの独立したアンプ回路を内蔵。基板の前面と背面の最短距離にそれぞれ配置しており、信号のロスを最小限に抑えている。

 finalブランドのダイナミック型イヤフォン「Piano Forte」の新モデルも展示。7月28日に発売するもので、既存の「X」、「IX」、「VIII」のケーブルをシルバーコートタイプに変更。さらに内部の仕様にも手を加え、音質を向上させた「X-T」、「IX-T」、「VIII-T」となる。いずれのモデルも、入力端子が3.5mm 3極と、2.5mm 4極の2種類を用意。販売はfinalのショールームと、直販サイト「final DIRECT SHOP」で行なう。

 いずれも16mm径のダイナミック型ユニットを搭載。不要共振を抑える金属削り出し高剛性筐体に、特殊制振合金粉末を加えて制振を強化。ユニットには制振合金プレートを使用し、明瞭度を高めた。イヤーピースを使用しない独特の開口形状とホーンスピーカーの原理を採用しているのが特徴で、finalでは「オープン型とカナル型のハイブリッド型」と表現している。

■エミライ

 エミライブースでは、宮地商会M.I.D.から移管された、米Noble Audioのユニバーサルイヤフォンを紹介している。なお、カスタムモデルは、引き続きWAGNUS.が取り扱う。

 エミライが新たに取り扱うにあたり、価格やケーブルが変更となる。従来はオプションとして14,500円で別売していたグレードアップ用のケーブルを、標準付属品に変更した。このケーブルはマルチストランド構造に、特殊コーティング処理済の銀メッキを施した高純度銅導体を採用している。同ケーブルが標準で付属するのは日本限定仕様だ。

 OPPOのポータブルアンプ「HA-2」向けに、KuraDaが外装交換サービスを実施しているが、その新しい展開として、e☆イヤホンで、アンプを持ち込むと当日に外装交換をしてくれるサービスを8月上旬から中旬を目処に、各店舗でスタートする事もアナウンスされた。交換に必要な時間は30分程度をイメージしているという。

■BLUE EVER BLUE

 シースピリッツのブースでは、ダイナミック型ドライバを2基搭載し、リケーブルに対応した米BLUE EVER BLUEのハイレゾイヤフォン「Model 2000EX」を展示。7月21日より発売し、価格はオープンプライスで、店頭予想価格は17,700円前後。

 7mm径と9mm径の計2基のダイナミック型ドライバを採用。従来のドライバ1基の製品と比べて「より広い周波数レンジで安定した再生」と、「繊細ながらも奥行きのある音」を実現するという。正確な振動板の動作により、自然な音の広がりを可能にするBLUE EVER BLUEの特許技術「HDSS(High Definition Sound Standard)」も採用し、ETL(Embedded Transmission Line)モジュールを2つ搭載している。

■オンキヨー&パイオニア

 ハイレゾ対応スマートフォン「GRANBEAT」とアニメ「ガールズ&パンツァー 劇場版」のコラボレーションモデル「DP-CMX1 GUP」を展示している。オリジナルの描き下ろしイラスト壁紙やハイレゾ音源を収録し、価格は99,900円(税込)。直販サイトのONKYO DIRECTにて9月4日15時まで予約を受け付けており、発送は10月末~11月初旬。

 アルミニウム製の本体にレーザーマーカーを使った彫刻を施し、背面にⅣ号戦車H型(D型改)を細かく再現。スコープの照準、GIRLS UND PANZERロゴ、ダイヤル部には日本戦車道連盟のマークが入っている。

 濃緑を基調としたオリジナル色の専用ケースはイタリア製レザーを使い、背面には大洗女子学園の校章とGIRLS UND PANZERロゴを型押し。このケースは本体のスタンドにもなる。

■日立マクセル

 日立マクセルのブースでは、グラフェンコート振動板を採用したハイレゾイヤフォン「Graphene」シリーズの上位モデルとして開発されている「MXH-GD300」という製品が参考展示されている。

 13mm径と大口径のグラフェンコート振動板を搭載し、低域の再現能力にもこだわった。筐体はステンレス合金で、高剛性樹脂も組み合わせたハイブリッドボディ。ケーブルは着脱可能で、MMCX端子を採用する。価格や発売日は未定だが、近日の発表を予定しており、価格のイメージは24,800円程度だという。

■NUARL

 MTIのブースでは、初のピュアオーディオ向けイヤフォンとして6月から発売している「NXシリーズ」などを紹介。

 さらに、参考展示モデルもとして、True Wireless Earphonesの「X40(仮称)」、HDSS Wireless Earphones「X45(仮称)」を出展。仕様や発売日、価格はまだ確定していないが、「X40」は左右完全分離タイプ、「X45」はネックバンドタイプのBluetoothイヤフォンとなる。

 「X45」には米TBI Audio Systemsを中心に提唱されている音響技術「HDSS」(High Definition Sound Standard)を採用予定。ハウジングの音響室内にETL(EMBEDDED TRANSMISSION LINE)と呼ばれるモジュールを内蔵。ドライバの背面で発生する音の流れを、ETLが吸収かつ整流させ、音の乱れやノイズを抑え、原音を忠実かつ、臨場感溢れたサウンドを再生するという。

■エレコム

 エレコムは、漫画家の士郎正宗氏がデザインしたイヤフォンを展開しているが、そのBluetooth対応モデルを参考展示。イヤフォン部分だけでなく、バッテリケースやリモコン部分なども士郎正宗氏がデザインしている。9月頃の発売を目指し、開発が進められているという。

 さらに、ハイレゾイヤフォンの新機種「EHP-RH1000」と「EHP-RH2000」も参考展示。「EHP-RH1000」は光沢のあるハウジングの仕上げが特徴で、「EHP-RH2000」はマットな仕上げ。RH2000はMMCX端子でリケーブルにも対応する。これらは8月末から9月頃の発売を目指している。

■Razer

 MSYのブースでは、取り扱うRazerのイヤフォン、ヘッドセット、ポータブルスピーカーなどを紹介。さらに、日本未発表ワイヤレスカナル型イヤフォン「Razer Hammerhead Bluetooth」や、LightningケーブルでiOS端末と有線接続する「Razer Hammerhead for iOS」を参考展示している。

■「プロジェクト東京ドールズ」と「ポタフェス」がコラボ

 6月22日に配信がスタートした、スクウェア・エニックスのスマートフォン向けゲーム「プロジェクト東京ドールズ」と「ポタフェス」がコラボ。イベントのメインビジュアルに、描き下ろしイラストが使われているほか、イラストに登場しているヘッドフォンは「Skullcandy Crusher Wireless」プロジェクト東京ドールズVer.となっている。

 この特別バージョンが、Skullcandyが協力して実物化。1階のSkullcandyブースで展示も行なわれている。なお、製品化の予定は無いという。

 ゲーム内でもポタフェス開催に合わせてコラボイベントを実施。7月14日~17日の期間限定で登場するコラボクエストをクリアすると、コラボヘッドホンアバターが獲得できる。

■その他

 フォステクスのブースでは、「密閉型ヘッドフォンのTH610を、開放型にしたイメージ」というプロトタイプが展示されている。モデル名や発売時期などは未定だが、木製ハウジングを使っているのはTH610と同じで、デザイン性の高い開放型になっているのが特徴だ。

AV Watch,山崎健太郎

最終更新:7/15(土) 16:46
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