ここから本文です

北朝鮮、プルトニウム増産か 米研究グループが発表

7/15(土) 10:24配信

朝日新聞デジタル

 北朝鮮を研究している米ジョンズ・ホプキンス大の研究グループ「38ノース」は14日、昨年9月~今年6月に撮影された北朝鮮・寧辺(ヨンビョン)の核施設で、核兵器の原料となるプルトニウムを増産した可能性があると公表した。核施設付近の熱分布画像を分析した結果、わかったという。

 「38ノース」は、昨年9~10月と今年3~6月の2度にわたり熱分布画像を分析。核施設の温度が周辺よりも高く、「北朝鮮が使用済み核燃料を再処理したことを示している」と結論づけた。プルトニウムの生産量はわからないが、核兵器に使うプルトニウムの保有量を増やす狙いがあったとみている。

 同じくウラン濃縮施設でも温度が高くなっていたことを確認した。ただ、遠心分離器を使って核兵器に転用できる高濃縮ウランを生産したのか、施設の補修・管理かどうかは判断できなかったという。

 韓国政府によると、北朝鮮は兵器用プルトニウムを50キロ以上持っているという。この核施設にある黒鉛減速型原子炉は2015年以来、稼働を停止していたが、プルトニウム生産に向けて本格的に動き出した可能性がある。(ワシントン=峯村健司)

朝日新聞社