ここから本文です

CM放送前でもSNS発信OK!掟破り戦略がもたらす広告効果

7/15(土) 16:31配信

東スポWeb

 例えば新商品のCM、ドラマ、バラエティーなどテレビ番組の宣伝といったメディアを使って報じられるものには、出演者情報や放送日など「情報解禁」のルールが設定される。情報を上手に視聴者や消費者に届けるための慣例だが、そのルールを破る動きが目立ちだした。

 アダルトグッズ「TENGA」は、エナジードリンク「TENGA NIGHT CHARGE(通称・飲むTENGA)」のウェブCMを8月7日に公開する。

 お笑いコンビ「ダイノジ」が“日本をギンギンに”というテーマでラップ楽曲を制作。グラドル清水あいり(24)や芥川賞作家の羽田圭介氏(31)など多種多様な有名人が参加したド派手なミュージックビデオ仕立てのCMになった。

 特筆すべきは、業界初の試みとしてCM撮影現場を「SNS発信自由」にしたことだ。

 通常のCMでは、出演者情報など撮影の中身が外部に漏れることを嫌う。ドラマの制作情報なども同様で、厳しい情報管理と解禁日を設定されるのが常だ。ところが、出演者が自身のSNSに写真を投稿したことで、ツイッターのトレンドワードランキング6位に「#飲むTENGA」が入った。

 この“おきて破り”について、CMを手掛けた広告会社「GO」のクリエーティブディレクター三浦崇宏氏は「現時点でまだ映像編集作業中にもかかわらず、CM放送前の段階でトレンド入りしたことは、商品認知やCMへの期待値を膨らませた」と分析する。

 情報を制限していた他ジャンルでも「解禁」は続々と始まっている。

 これまで音楽ライブの「撮影NG」は常識だったが、4月のポール・マッカートニー(75)の来日公演ではスマホ撮影がOKに。「武道館に来た5万人がSNSで発信・拡散することは、そのまま広告として機能する」(三浦氏)という効果をもたらした。

 今後、ウェブCMでもテレビCMでも同様の動きは進んでいき、キャスティングされるタレントにもより“発信力”が求められることになる。

最終更新:7/15(土) 16:55
東スポWeb