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“トルネード”松沢、逆転呼んだ0封!帝京が6年ぶり夏へ白星発進/東東京

7/15(土) 7:00配信

サンケイスポーツ

 第99回全国高校野球選手権大会(14日、神宮球場ほか)27大会で195試合が行われた。東東京3回戦で、2011年以来の夏の甲子園を目指す、第1シードの帝京は立教池袋に5-2で勝利。2番手で登板した松沢海渡投手(2年)が5回1/3を7奪三振で無失点に抑え、苦しい試合を制した。大阪1回戦では、今春のセンバツ準優勝の履正社が9-0で常翔啓光学園に七回コールド勝ち。プロ注目の安田尚憲内野手(3年)が高校通算60号となる2ランを放った。

 最後のアウトを取ると、グッと拳を握った。四回途中から登板した松沢が相手の勢いを封じ、逆転勝利を呼びこんだ。

 「(自分の)出番はいつもピンチなので、気持ちは常に切らしていなかった。スライダーがよかったです」

 前田三夫監督(68)から登板指令が下ったのは、1-1の四回二死二塁。先発のエース、仁田が1球投げた後だった。「仁田は(試合前)調子がいいと言ってきたが、全然ボールが来ていなかった」と、甲子園春夏通算51勝の名将は素早く決断。松沢は一塁後方にポトリと落ちる適時二塁打で二走の生還は許したが、その後は封印。5回1/3を7三振で無失点の投球を、前田監督は「よくやってくれたんじゃないかな」とたたえた。

 大会1カ月前にフォームを大改造した。前田監督から「投球時にボールが打者に見えやすい」と指摘され、“トルネード投法”をすすめられた。「(新フォームは)1週間くらいで感覚をつかみました」と松沢。これが体の動きにはまり、「抜け球が少なくなり、指に引っかかるようになった。球速もコンスタントに140キロ台が出せるようになりました」と手応えを得ての初戦だった。

 帝京は過去12度出場している夏の甲子園から、2011年を最後に遠ざかっている。前田監督は「甲子園? ご老体に何言ってるの。1つ勝って、2つ勝って、そこからだな」と笑ったが、6年ぶりの聖地を虎視眈々と狙っている。