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本田メキシコ!名門パチューカ移籍 自身のインスタで電撃発表

7/15(土) 6:00配信

スポニチアネックス

 新天地はメキシコに決まった。6月でACミランとの契約が満了した日本代表FW本田圭佑(31)が14日、自身のインスタグラムなどを更新し、メキシコの名門パチューカに移籍することを電撃発表した。詳細は明かされてないが、1年契約で年俸は推定400万ドル(約4億5200万円)の好条件のもよう。18日に現地で加入会見を行う予定で、23日のUNAMとのリーグ開幕戦でのデビューを目指す。

 衝撃の移籍劇だ。本田は突如、更新したインスタグラムに、パチューカとの契約書にサインする様子を掲載。関係者によれば、場所は米ロサンゼルス。クラブ幹部が滞在先に足を運ぶほど本田への期待の大きさがうかがえた。その後、クラブの公式ツイッターで本田は「Hola!(こんにちは)」と切り出し、「はじめまして。私は本田です。パチューカと契約をしました。とてもうれしいです。皆さん、よろしく。どうもありがとう」と続けてスペイン語でコメント。最後は左手でVサインをつくった。

 名古屋でプロ生活を始めた31歳が5番目に飛び込む新天地は、アジアでも欧州でも北米でもなかった。過去、パチューカには元名古屋FW福田健二が所属したとはいえ、日本選手にとってなじみの薄い中米だ。

 北中米カリブ海王者のパチューカは、既に今年12月にUAEで行われるクラブW杯への出場が決定。6度の国内リーグ優勝を経験している名門だ。関係者によると、欧州やブラジルの名門コリンチャンスなど複数のオファーがあった中、パチューカは推定年俸400万ドルとトップクラスの好条件だったという。さらにパチューカは01年に中学から大学院修士課程まである教育施設を開校。教育活動にも熱心な本田にとって、クラブの姿勢も魅力に映ったようだ。

 背番号は未定で、18日にクラブハウスで行われる予定の会見でお披露目される可能性が高い。ビザ発給など不透明な部分も多いが、UNAMとの開幕戦に出場する方向で調整中という。VVVフェンロからCSKAモスクワへ移籍。ACミランでは背番号10を選び名門再建を目指した。「未開の地が凄い好き。知らないエリアに自分を置くのが好き」「海外の2メートルの男とケンカしたい奴(やつ)だっている」。冒険心に満ちた男らしい選択となった。

 18年W杯ロシア大会出場に王手をかけた日本代表は、8月31日にアジア最終予選オーストラリア戦(埼スタ)、9月5日にサウジアラビア戦(ジェッダ)を控える。本田が新天地で輝きを取り戻せば日本にも大きな意味を持つ。「集大成」と位置づける来年のW杯へ。代表に不可欠な男が新たな一歩を踏み出した。

 ▽メキシコ 北アメリカ南部に位置する連邦共和国。スペインの植民地時代を経て1821年に独立。首都はメキシコシティー。人口は日本とほぼ同じ1億2701万人(15年)、面積196万平方キロで日本の5倍。スペイン語が事実上の公用語。在留邦人は1万1390人。サッカーは国民的スポーツで、メキシコ代表はFIFAランク16位(北中米カリブ海最上位)の強豪。

 ▽メキシコ1部 プロリーグの国内最高峰で正式名称は「リーガMX」。18チームで構成される。96~97年から秋春2シーズン制となり、7~11月が前期、1~5月が後期。各期は1回戦総当たりのリーグ戦で、上位8チームがプレーオフ(トーナメント式)を行い、それぞれ王者を決定する。年間の王者決定戦はない。パチューカは16~17年前期2位で、プレーオフ1回戦敗退。同後期10位でプレーオフ進出を逃した。歴代の優勝回数はアメリカとグアダラハラが12回で最多。

 ▽CFパチューカ 創設は1901年で国内最古。本拠地はメキシコ中部イダルゴ州の州都パチューカ。1967年に1部初昇格。99年の初優勝を皮切りにリーグ優勝通算6回(歴代7位)。北中米カリブ海CLは優勝5回(歴代3位)。現在開催中の北中米カリブ海選手権のメキシコ代表にはMFグティエレスら3人が選出。ホームスタジアムはミゲル・イダルゴ(2万7512人収容)。