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「劉氏投獄、死刑宣告と同じ」 米議員、中国制裁求める

7/15(土) 16:32配信

朝日新聞デジタル

 ノーベル平和賞受賞者の中国の人権活動家、劉暁波(リウシアオポー)氏の死去を受け、米下院の外交委員会小委員会は14日、公聴会を開いた。委員長のクリス・スミス議員(共和)は、中国当局が劉氏を投獄したことが「死刑宣告したのと同じ」と批判。トランプ政権に対し、人権問題で中国への制裁を発動することを検討するように求めた。

 公聴会では、米在住の民主活動家や学者らが証言をした。スミス氏は、劉氏の死去は「中国と世界にとって、壊滅的な損失」と指摘。劉氏ががんと診断されてからも適切な治療をせず、国外への出国を認めなかった中国当局を批判した。

 劉氏と親交があった在米の民主活動家、楊建利氏が証言し、劉氏が歴代のノーベル平和賞受賞者の中で「最も悲惨な人物となってしまった」と述べた。楊氏によると、劉氏は今年5月23日に、内出血のために刑務所外の病院に搬送されて肝臓がんと診断された。しかし、この事実が公表されたのは6月末で、この間に5~6センチだった劉氏の腫瘍(しゅよう)は、11~12センチに拡大したという。

 楊氏は、中国当局が劉氏の症状を知りながら適切な治療をしなかったとして「劉氏の死の責任は、間違いなく中国の共産党政権にある」と強く批判。中国当局によって自宅軟禁されてきた妻の劉霞(リウシア)氏の解放に向け米政府の支援を求めた。(ワシントン=峯村健司)

朝日新聞社