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「詭弁列挙」と批判=南北交流には条件―文大統領演説を初論評・北朝鮮

7/15(土) 12:45配信

時事通信

 【ソウル時事】15日付の北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞(電子版)は、韓国の文在寅大統領が南北対話を呼び掛けたベルリンでの演説に関し、論評を掲載した。

 論評は「(演説には)外国勢力にへつらい、同族を圧殺しようとする『対決の底意』がある」と主張、「朝鮮半島の平和や北南関係改善に助けになるどころか、障害だけを増やす詭弁(きべん)が列挙されている」と批判した。

 その上で「(文政権は)米国に追従して制裁や圧殺策動に加担してきた罪をまず反省しなければならない」と強調、「根本的な政策転換」を訴えた。北朝鮮メディアが同大統領の演説を論評したのは初めて。

 論評は一方で、文大統領が過去2回の南北首脳会談で採択された共同宣言を尊重し、履行していく考えを示した点については「(朴槿恵前大統領ら)前任者たちとは異なる立場が込められており、幸いだ」と評価。「われわれは北南間のスポーツ文化交流や人道主義的な協力事業を否定しない」と述べ、南北交流の再開に含みを残した。ただ、「北南の対決構造の清算という根本的な問題解決なくして、いかなる非政治的交流や協力もない」と指摘し、「政治軍事的対決状態の解消」が先決と条件を付けた。 

最終更新:7/15(土) 15:45
時事通信