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<都市対抗野球>新人・吉川が14奪三振 パナソニック

7/15(土) 17:04配信

毎日新聞

 ○パナソニック(門真市)3-2三菱自動車岡崎(岡崎市)●(1回戦・15日)

 パナソニックの新人右腕・吉川が鮮烈な都市対抗デビューを果たした。右にも左にも変幻自在に操れる得意のシンカーを武器に、1試合(9回)の最多奪三振記録17まであと三つに迫る14奪三振。「最初から三振を取れていたので、出来過ぎだと思った」と謙遜した。

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 一回は3者連続三振と圧巻のスタートを切ると、三回までの九つのアウトはすべて三振で奪った。打者の手元で伸びる140キロ台の速球で押しながらカーブやスライダーでカウントを整える。追い込めば、チェンジアップのように浮き上がってから沈む独特のシンカーで相手バットに空を切らせた。「シンカーの切れが良かった」と自慢のスタイルで9イニングを1人で投げきった。

 関大時代に大学日本代表にも選ばれた吉川は6年目のエース藤井聖に続く柱として期待されている。2次予選はチーム最多の4試合に先発し2完投、防御率0.28と安定感は抜群だった。「勝ち上がるためにも吉川で何とか勝ちたかった」と梶原監督から初戦を託された。

 歴代2位の出場51回を誇るパナソニックだが、一昨年は本大会出場を逃し、昨年は初戦で敗れた。「何が何でも絶対に抑える」との思いで指揮官の起用に応えたルーキーが3年ぶりの白星をチームにもたらした。悲願の頂点に向けても新星の出現は心強い。【浅妻博之】

最終更新:7/15(土) 17:30
毎日新聞