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【球宴】西武・秋山、49年ぶり第1戦初回表の先頭弾!

7/15(土) 6:04配信

スポーツ報知

◆マイナビオールスターゲーム2017 第1戦 全セ2―6全パ(14日・ナゴヤドーム)

【写真】秋山の先制弾に大盛り上がりのパ・リーグベンチ

 磨き上げてきた技術が勝った。ギリギリまで引きつけて、力強く振り抜いた。初回無死。秋山はバルデスの2球目、真ん中高めの134キロ直球を捉えた。快音を残した打球が、左翼フェンスをギリギリ越えた。「無欲の勝利。あそこまで飛んだのがビックリしたし、いい打ち方ができた」。球宴の初回の先頭打者弾は史上9人目。第1戦の初回表となると、68年の東京・ロペス以来49年ぶり。快記録の一撃に、球場全体が沸いた。

 “隠れお祭り男”の本領を発揮した。8回には投手強襲安打を放ち、すかさず二盗。内川の中前適時打で決勝のホームを踏んだ。15年の球宴第2戦でも本塁打を放ったが、当時は10代での本塁打を記録した同僚の森友哉に敢闘選手賞を譲った。この日は2安打1打点で2年前に逃した同賞をゲット。賞金100万円を手にしてベンチへ戻ると、ナインからの冷やかしに照れ笑いで帽子を取った。

 球界を代表する安打製造機にとっては、球宴も真剣勝負の場だ。「僕は無難にやる姿を見てもらいたい。その後すぐにリーグ戦の再開もある。自分を見失わないようにやりたい」。その言葉通り、この日の一発は秋山の代名詞とも言える逆方向の当たり。「僕は狙って(本塁打を)打てる打者じゃない。感触が気持ち良く残って、次の試合に悪影響が出ないように考えてやっている」と、リーグを代表する強打者たちに囲まれても自分の持ち味を貫いた。

 最高の形で3度目の球宴をスタートさせても、試合後には普段通り冷静に前を見据えた。「シーズンとは違った緊張感の中で、自分の打席に集中してやるのが球宴の醍醐(だいご)味。あしたもいい時間にできるように頑張りたい」。プロ意識の塊のような背番号55が、無難どころか誰にも負けない輝きを放った。(小島 和之)

最終更新:7/15(土) 8:02
スポーツ報知

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