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<都市対抗野球>新人投手の好投、女房役が支え

7/15(土) 19:19配信

毎日新聞

 新人投手の活躍が目立った。第1試合で門真市の吉川が完投勝利。第2試合でも鈴鹿市の2番手、平尾が5回を無安打に抑えて逆転勝ちを引き寄せた。彼らはまさにヒーローだが、その陰で、良さを引き出した捕手の力も見逃せない。

 門真市の捕手・三上は入社4年目。「吉川は新人でも、どっしりしてますから」と三上はルーキーに花を持たせたが、練習中にずっと言い続けた厳しい言葉が開花を促した面もあるようだ。

 「全球種でストライクが取れるようにしておいてくれ」「決め球のシンカーは、内外角どちらでも投げられるように」。新人投手には酷な注文に見えるが、高いレベルの要求で吉川は成長した。この日は終始ストライク先行。シンカーで泳がせたり詰まらせたり、の投球になって表れた。

 鈴鹿市は高卒2年目の柘植にマスクを託した。甲元監督はその理由の一つに、優れた野球頭脳を挙げた。確かに絶好調ではなかった平尾を、3球勝負など相手の意表をつくリードで引っ張った。

 「でも、まだまだですよ」と監督。やはり新人で先発登板した滝中には、直球のサインを続けすぎて3回で降板させてしまった。そんな失敗も栄養源にして、どんどん大きくなりそうな20歳だ。【冨重圭以子】

最終更新:7/15(土) 19:19
毎日新聞