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大相撲名古屋場所 6日目 高安、漂う風格 「優位になるまで我慢」5連勝

7/15(土) 7:55配信

産経新聞

 劣勢をはね返し、5連勝とした高安は言った。「苦労して勝つのもいい」。新大関としての風格を漂わせる落ち着きぶりだ。

 怪力の栃ノ心に右前まわしを許し、頭をつけられる苦しい展開。なかなかまわしを切れず、上手にも手が届かない。それでも高安は得意の左下手を命綱とし、慌てることはなかった。「自分がばたばたすることはない。優位になるまで我慢」と冷静そのもの。下手投げで崩し、相手が巻き替えにきたところを寄って出て勝負を決めた。

 これまでずっと重ねてきた兄弟子の稀勢の里との稽古が生きたようだ。1分34秒の長い相撲を制し「稽古場で横綱とやっていると、ああいう形になることが多いから」と涼しい顔で振り返った。

 その横綱は、けがでこの日から休場。直接話はしていないというが、託された思いは自覚している。「千秋楽まで大関として頑張って、少しでもお客さんに喜んでもらえれば」。初優勝を目指し、1差で白鵬の背中を追う。(藤原翔)

最終更新:7/15(土) 7:55
産経新聞