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熱中症事故、男性の不在共有されず 「確認しなかった」

7/15(土) 23:20配信

朝日新聞デジタル

 埼玉県上尾市の障害福祉サービス事業所「コスモス・アース」で送迎車内にいた利用者の男性(19)が死亡した事故で、男性の不在が事務所内で共有されず、不在に気づいた後も確認作業がなされていなかった疑いがあることが、関係者への取材でわかった。県警は15日、業務上過失致死容疑で事業所を捜索。当時の状況について詳しく調べている。

 県によると、事業所では普段、送迎車が到着した際に「連絡帳」を利用者から事業所側が受け取り、帰る際に連絡帳を返すことや休憩時の目視などで本人確認や所在の確認をしている。しかし、男性が死亡した13日は、職員が忙しく運転手が1人で対応。男性を降ろすのを忘れ、職員も気づかなかったという。

 また、利用者が欠席の場合は事業所内の黒板に「欠席」と記される。13日は、欠席ではない男性の昼食が作られて残ったことから、男性がいないことに理事長は気づいたという。ただ理事長は「利用者の遅刻や早退は珍しくないので確認しなかった」と話しているという。

 県警は15日午前10時15分ごろから約3時間、事業所を家宅捜索。利用者の所在確認など管理に問題がなかったか、調べる。

朝日新聞社