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【北北海道】旭川大高・沼田、8回無失点…リオ銅のOG山部始球式&エールに応えた

7/16(日) 7:03配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権北北海道大会 ▽1回戦 旭川大高4―0江陵(15日・旭川スタルヒン)

 開幕し、1回戦3試合が行われた。開幕戦では、旭川大高が4―0で昨夏4強の江陵に快勝。エース右腕の沼田翔平(2年)が8回6奪三振無失点の好投を見せた。始球式には同校OGで、リオ五輪柔道女子78キロ超級銅メダリストの山部佳苗(26)=ミキハウス=が登場。先輩からのエールも力に、14年ぶり夏の甲子園へ好スタートを切った。

 “先輩”から受け継いだマウンドで、エースが熱投した。2年生右腕・沼田が8回を投げ7安打6奪三振無失点。「最初は緊張したけれど、少しずつほぐれて楽しく投げることができた」と笑顔で大粒の汗をぬぐった。

 粘り強く投げ抜いた。1、2回と先頭打者にヒットを許したが、いずれもけん制でアウトにし自ら流れを断った。3回以外は毎回走者を背負い、ストレートも130キロ前後止まりだったが「調子が悪いながら、スライダーを軸に打たせて取ることができた」と、決定打を許さなかった。

 試合前の始球式には、同校OGで、昨年のリオ五輪柔道女子78キロ超級の銅メダリスト・山部佳苗が登場。抽選会で開幕戦を引き当てた上に後攻。偶然が重なり、同じマウンドに立った。先に“仕事”を終えた山部に「頑張って」と声をかけられた沼田は、「世界を舞台に戦っていて尊敬する。負けられない気持ちが強くなった」と、見えない力を注入された。

 アクシデントにも負けなかった。猛暑の影響もあり、5回には右足、6回には右手をつった。それでもスタンドで観戦する山部先輩の前で、「簡単にマウンドを降りたくなかった」と、毎イニング間に水分をとり、おにぎりを食べて栄養補給しながら、公式戦では初めて8回まで投げきった。

 17日の2回戦では武修館と激突するが、2年生右腕は「強打のイメージが強いけれど、コントロールを意識して、守りからリズムを作れる投球がしたい」と、さらなる高みを見据えた。(宮崎 亮太)

 ◆沼田 翔平(ぬまた・しょうへい)2000年6月24日、旭川市生まれ。17歳。旭川神居中1年から野球を始める。高校では1年春から背番号14でベンチ入り。175センチ、63キロ。家族は両親、兄。

最終更新:7/16(日) 8:11
スポーツ報知