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三浦、37年ぶり快挙「米で奪取」へ「バッチリ」

7/16(日) 6:04配信

スポーツ報知

◆プロボクシング ▽WBC世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)タイトルマッチ12回戦 ミゲル・ベルチェルト―三浦隆司(15日、米カリフォルニア州イングルウッド ザ・フォーラム)

 【イングルウッド(米カリフォルニア州)14日=三須慶太】元WBC世界スーパーフェザー級王者で同級1位・三浦隆司が、37年ぶりの快挙に挑む。同級王者ミゲル・ベルチェルトとのタイトルマッチの計量が試合会場の「ザ・フォーラム」で行われ、ともに58・6キロでパスした。日本選手が米国で世界王座奪取を達成すれば、1980年8月にWBA世界スーパーフェザー級王座を手にした上原康恒(協栄)以来。三浦は「何としてもベルトを取り返す」と闘志をみなぎらせた。

 既に戦闘モードだった。三浦は計量をパスすると相手と顔を向ける「フェースオフ」で、ベルチェルトを鋭い目でにらみつけた。時間にして10秒以上。相手がたまらず顔をそらしても視線を外さなかった。「そこは折れないのが自分のポリシーというか、そこではまず負けられない」と早くも闘志満々だった。

 王座返り咲きを狙う一戦は快挙がかかる。日本選手が本場の米国で世界王座を奪取すれば80年8月の上原以来(決定戦による王座獲得も含めれば、81年11月のWBA世界スーパーウエルター級の三原正以来)となる。三浦は15年11月に米ラスベガスでのV5戦で敗れ、王座から陥落。今年1月には米国(カリフォルニア州インディオ)で挑戦者決定戦を勝利したが、ベルトをこの地で取り返すことが真の雪辱となる。「そこが一番の目標」と力を込めた。

 決戦へ数々の援軍も駆けつけた。計量では、帝拳ジムで一緒に練習し助言をもらうこともある元世界4階級制覇王者ローマン・ゴンサレス(30)=ニカラグア=に付き添われて登壇。囲み取材中にはロマゴンから「コンディションは?」と日本語で質問され、三浦が「バッチリ」と笑顔で答える場面も。「(ロマゴンは)ここ(ザ・フォーラム)で戦ったことがあるし、いるだけでパワーをもらえる。『いい試合を期待している』と言われた。うれしいサプライズ」と感謝した。

 計量後には、元世界3階級制覇王者・長谷川穂積氏(36)からも激励された。同氏は「応援で来た。判定でも何でもいいから、勝ってほしい」とエールを送られ、三浦は笑顔で応えた。会場には家族や、故郷の秋田などから駆けつけた後援会関係者も声援を送った。期待は高まる。“ボンバーレフト”三浦は「必ず勝つ。何としてもベルトを取り返す」と高らかに誓った。

 ◆2戦2勝パンツ2つの“勝負服”新調トランクス

 三浦は2つの“勝負服”でリングに上がる。計量で着用したパンツは、ジム移籍後からトレーナーとして指導を受けてきた葛西裕一氏(47)の裕美子夫人が手がけるもので、これを身に着けた時は2戦2勝。葛西氏はアマチュアジム開設のため帝拳ジムを離れたが、恩人の思いも背負う。また試合用のトランクスを新調。いつもの黒色のシンプルなもので「何色にも染まらないという意味」と三浦。相手の声援が大きいことが予想されるが不動心で勝利を狙う。

最終更新:7/16(日) 6:04
スポーツ報知