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【富山】新川、PL流意識改革で5年ぶりの夏1勝

7/16(日) 9:03配信

スポーツ報知

◆全国高校野球選手権富山大会 ▽1回戦 新川2-1南砺福光(15日・県営富山)

 富山大会が開幕し、1回戦9試合が行われた。新川が南砺福光を2―1で下し、5年ぶりの夏勝利を挙げた。今年4月にPL学園高出身の西野新太郎監督(36)が就任し、ナインは心機一転。最速140キロのエース右腕、浜木迅也(しゅんや、3年)が4安打、10三振で自責点0と好投。8回は2安打などで勝ち越し、指揮官に初白星をプレゼントした。

 再出発した新川が、2012年以来の夏白星だ。全部員11人がグラウンドに整列し、高らかに校歌を歌い上げた。完投勝利したエースの浜木は「監督に勝利をあげたかった。チーム全員で勝利できて嬉しい」と実感を込めて語った。西野監督は「3か月前を考えると、格別な勝利。指導者として心に残る試合でした」と笑顔で振り返った。

 1点を争う白熱した戦いで浜木が力投した。自慢のストレートと切れのある変化球で真っ向勝負。1回には失策で先制を許したが、動じなかった。「最速が140キロになったことで、チームの士気も上がっている」。序盤から徐々に調子を上げ、8回から9回にかけては、南砺福光の主軸から4者連続の空振り三振を奪う圧巻の投球を見せた。

 冬場は主に筋トレをする程度で、チームの雰囲気は緩んでいた。ティー打撃では1球打つごとに30秒間も談笑。「みんなだらけていて、休憩時間が異常に長かった」と浜木。筋トレでは野球に関係ない箇所まで鍛えていたというが、PL学園高出身の西野監督就任後は一変した。

 新指揮官の熱血指導に加え、トレーナーから専門的な指導も受けた。「自分たちのためにいろいろと教えてもらった。期待に応えたいと思いました」。エースの自覚が芽生え、野球ノートでは監督と意思疎通を図り、意識も様変わりした。

 次の目標は5年ぶりの16強入りだ。「次も子供たちの力を発揮させてあげたい」と西野監督。信頼関係で結ばれた11人の部員と快進撃を誓った。(中田 康博)

最終更新:7/16(日) 9:25
スポーツ報知