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ユニホームがミズノからアシックスへ 800億円市場にどんな変化が? 侍ジャパン

7/15(土) 14:18配信

産経新聞

【侍ジャパン通信】

 野球日本代表「侍ジャパン」が着用する新ユニホームが発表された。ホーム用は白色、ビジター用は紺色が基調の縦じまのデザイン。これまでと比べて、見た目はさほど変わらないように見えるが、実は大きな“変革”があった。ユニホームの提供企業が、ミズノ社からアシックス社へと変わったのだ。アシックスジャパンの西前学社長は「2020年(東京五輪)に向けての大きな事業拡大を計画している。野球については、全体として推定で日本で800億円の需要がある」とし、一大イベントに向けて野球市場のシェア拡大を図りたい考えだ。

 侍ジャパンの事業会社「NPBエンタープライズ」は、アシックスと21年5月末までのパートナー契約を締結。これに伴い、侍ジャパンのユニホームを提供することになった。アシックスは、20年東京五輪のユニホームも手がける。デザインについて「マイナーチェンジはするかもしれないが、基本路線は変わらない」とNPB関係者は言う。

 プロ野球界では、公式球の「統一球」をミズノ社が提供するなど、「野球はミズノ」のイメージが強い。今回のアシックスの参入で、野球市場にどのような変化があるのかが注目される。

 新ユニホームは、侍が戦に勝ちをもたらす色として甲冑を染め上げる際に用いた「青褐色(あおかちいろ)」、神聖と清浄無垢(むく)の象徴の「真白(ましろ)」、日の丸の「紅色(くれないろ)」、優美さと力強さの象徴の「黄金色(こがねいろ)」の4色を採用。ストライプ部分は、日本の伝統的なしま模様の一つ「輪つなぎ」を取り入れ、ファンと選手の結びつきを象徴している。

 着用したDeNAの筒香嘉智外野手は「全世代で結束して戦うことを体現した素晴らしいデザイン」、広島の鈴木誠也外野手も「軽いので良いプレーができる」と評判は上々だ。とはいえ、基調となる色に大きな変化がなかった。このユニホームは、女子やアマチュアで構成する高校生、大学や社会人の代表も着用する。このため、独創的なデザインを採用することは難しいのだという。

 7月12~17日(現地時間)に米国で開催される日米大学野球選手権大会が、新ユニホームの国際大会の“初陣”となる。

 ■アシックス 創業は1949年9月。本社は神戸市。国内に10社、海外に45社の関係会社がある(2016年12月31日時点)。鬼塚喜八郎が神戸で興した鬼塚商会がバスケットシューズの製造販売を手がけたのが始まる。1977年にオニツカなど3社が合併し、社名がアシックスに変更された。競技用シューズ、特にマラソン、バレーボールなどでは高いブランド力を持つ。東京五輪・パラリンピックの組織委員会とは2020年末まで国内最高峰スポンサーである「ゴールドパートナー」契約を結んでいる。

最終更新:7/15(土) 15:28
産経新聞