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北関東のやぼう・茨城 掲載&再生回数 都道府県運営サイト日本一 いばキラTV

7/15(土) 17:11配信

産経新聞

 あけぼのの空を背景に露天風呂に漬かるマッチョな男性。伸びをすると際立つ広背筋、朝日を浴びて輝く大胸筋、水の滴るシックスパック…。その雄々しい肢体が見る者の目を奪う。今、“肉体美”を強調した茨城県の温泉PR動画が、ネット上で話題をさらっている。

 公開しているのは、県が運営する動画サイト「いばキラTV」だ。第3弾まで公開された「茨城温泉FILE」のコンセプトは「温泉×筋肉×4K」。高画質の4Kカメラで撮影された筋骨隆々な男性の入浴シーンが、約3分間ひたすら続く。ナレーションはなく、字幕も最低限。そのカメラワークはもはや、温泉より筋肉に焦点を当てているといっていい。

 4月18日に第1弾をアップ。1週間ほどで「景色に目が行かない」「良い筋肉」とSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やニュースサイトで話題になった。その再生回数は7月3日時点で、第1弾が約23万回、第2、3弾がそれぞれ8万回ほどに上る。

 そもそもなぜマッチョな男性を採用したのか。県広報広聴課や制作会社が参加する月に1度の会議で、「女性の過度な露出は県のイメージを損ねかねない」「女湯は撮影しにくい」と頭を悩ませていたところ、同課職員がひらめいた。

 「ならば男湯で、マッチョだ」「ムキムキでかっこいいじゃないか!」

 県の取出新吾広報監は「誰もやったことがない。面白そうだと許可を出した。話題になることが第一のねらいだ」と語る。全国で唯一地元テレビ局がない茨城で、平成24年に設立されたいばキラTV。これまでも攻めの姿勢でPR動画を配信してきたが、今回の茨城温泉FILEで大きな手応えを得た。

 「他にないユニークさをとっかかりに、行政のメッセージも伝えたい。100万回再生される動画を作るのが『野望』だ」と取出広報監。筋肉はもちろん、いばキラTVからも目が離せない。

 (水戸支局上村茉由)

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 【いばキラTV】茨城県広報広聴課によると、「いばキラTV」は、都道府県が運営する動画サイトとしては、今年4月時点の動画投稿サイト「YouTube」の動画掲載本数(9768本)、動画再生回数(累計約2900万回)、チャンネル登録者数(約4万3000人)で2年連続日本一。https://www.ibakira.tv/

最終更新:7/15(土) 17:11
産経新聞